食べ物に関する幼稚園児向けなぞなぞ
次は、子供たちが好きなものをテーマにした食べ物に関するなぞなぞです。食べ物が答えだとお腹が空いてくるかもしれません。
言葉の問題
問題1:冷たいイスってなぁーんだ
子供なら直感で分かるかもしれません。
ヒント
良く聞いてね。つめたぁーいいすだよ
答え
アイス
この問題のポイント
なぞなぞは聞いた瞬間にひらめくものもたくさんあるので、直感力を鍛えられます。「アイスの問題が出た所で、おやつにしようか」と切り上げるポイントとしても活用できます。
親子で楽しんだ後は、アイスを食べてブレイク。次の行動に移すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
お菓子の問題
問題2:空から降ってくるあまぁーいお菓子ってなぁーんだ。
空からお菓子が降ってくるなんて、子供なら一度は考えたことがあるかもしれません。
お父さんやお母さんは、もしかしたら、現実的なアレ(現金)が降ってくることを期待しているのでは。
ヒント
あまいお菓子で思いつくものだよ・
答え
アメ
この問題のポイント
空から降ってくるものということで、雨を想像し、そしてお菓子ということで、同じ言葉のアメが一致すれば解ける問題です。「空からアメが降ってきたらどうする?」とその先のことを聞いてみましょう。「口を大きく開けてたくさんアメを食べる」という子もいれば、「袋で取って少しずつ食べる」という性格の違いが出るかも知れません。
おかずの問題
問題3:お皿に載せてもコロコロ転がってしまうおかずってなぁに
お皿にのせて動いてしまうもの?ということは丸いものかな。
ヒント
コロコロ転がってしまうんだって。
コロコロだよ。
答え
コロッケ
この問題のポイント
コロッケの形は小判型もあれば、だ円形のものありますが、形ではなく、転がってしまうようなネーミングに気づかせる問題です。コロッケというと、じゃがいもをつぶして揚げたものが一般的ですが、中身を変えればバリエーションは無限に広がります。
想像する問題
問題4:まんなかがたべられないおかしってなに?
真ん中が食べられないっていうことはどういうことかな。
ヒント
真ん中が食べられないのはなんでかを考えてみよう。
答え
ドーナツ
この問題のポイント
食べられないということは真ん中が空いていることと置き換えられるかがこの問題のポイントです。難しくて答えられない場合は、「真ん中が空いてる食べ物は何かな?」のようにヒントを出してあげると良いでしょう。
さつまいものコロッケやかぼちゃコロッケなど、コロッケで知っているものを考えてみましょう。コロッケを想像するとお腹が空いてくる時間に。「今日の夕飯はコロッケにしようか」と最終問題にしてみてはいかがでしょうか。
なぞなぞの知育効果
幼稚園児のなぞなぞは、言葉のボキャブラリーを増やす他、コミュニケーションや、問題や答えから派生して子供の好奇心を育てる役割があります。
幼稚園教諭で 「幼児期に言葉の感覚を豊かにするための援助のあり方」という研究を行った国吉先生によると、言葉の感覚を豊かにするための、進め方のイメージとして幼稚園での進め方を解説しています。その中で解説されている、教師を親や兄弟姉妹に置き換えて考えてみると、以下のようなイメージになります。
- 話や言葉(なぞなぞの問題)に興味関心を持って聞く
- 言葉で表現しようとする意欲が高まる→答えを見つけ出そうと努力する
- さまざまな言葉と出合う→問題と答えから派生してたくさんの言葉に触れさせる
- 言葉で表現する喜び,満足感を味わう→正解だった時の喜びや、興味が広がっていく楽しさを味わう
- 場面に応じた言葉が使えるようなる→同じ言葉でも場面によって違う使い方があることを理解する
- 言葉の感覚を豊かにする
この流れを見ると、なぞなぞをはじめとする言葉遊びは、まさに言葉を豊かにするものなので、幼稚園児になぞなぞ遊びは知育効果が高いといえます。
なぞなぞを通して言葉を理解する工程を意識しながら、親子で楽しんでみましょう。そして言葉数が増えてきたら、少しずつ難易度をあげてあげると、子供の持っている可能性を引き出すことにつながります。
おすすめの幼稚園児向けなぞなぞ本
幼稚園児におすすめの本は、かわいいイラストがたくさん入っているものを選びましょう。文字を読むというより、絵を見て問題が分かるようなものを選ぶのがおすすめです。
おばけのなぞなぞようちえん (なぞなぞ&ゲーム王国)
かわいいおばけといっしょに楽しめるなぞなぞの本で親子で遊ぶことができます。
なぞなぞわかるかな ようちえん
挿絵があるため、難しくて答えられそうになければ、挿絵をヒントとして見せることができます。
みんなあつまれ!なぞなぞようちえん
「ようふく・せいかつようひんうりば」などのように、階が分かれており、一つの階をクリアするごとにスタンプが貰える設定になっていたり、パラパラ漫画がついていたりと、子どもが楽しめる工夫がされている本です。
まとめ
小学校に入る前は好奇心が旺盛で、吸収力が高い時期なので、たくさんの刺激を与えて、楽しみながら学ぶのがポイント。そのためには、問題のチョイスと、どの時間帯に遊ぶかというのも大事な要素になってきます。子供の脳が活動している時間帯や、待ち時間、そして次の行動に移すための切り替えとしても活用できるので、ぜひ試してみましょう。