運動神経を伸ばすために親ができるサポートは?
赤ちゃんや子供が小さいうちに運動神経を伸ばすため、親は一体どんなサポートができるのでしょうか?
ゲーム要素を取り入れて飽きさせない
子供が遊びの動作の中で運動量を確保していくためには、飽きさせない工夫が必要です。親がゲーム要素を取り入れてあげて、続けやすくする工夫をしましょう。
例えば赤ちゃんは生後4~7ヶ月くらいの間に、何かに向かって「手を伸ばす」動作を始めます。手を伸ばす動作をはじめたら、シャボン玉などで「ここにタッチしてごらん」と目安を作ってあげると子供は手を伸ばす動作に集中するでしょう。
また、生後6か月くらいで座ることができる赤ちゃんが出てきますが、座った姿勢のままボールを転がしたり、手を叩くなど簡単な動作を入れて一緒に体を動かしましょう。
安全には配慮する
赤ちゃんや子供が小さいうちは、大きな動作や運動を行うためには当然、安全に配慮する必要があります。座り始めや立ち始めは転倒のリスクが付きまといますし、ボールを投げる・受けるなどの動作も慣れないと体のバランスを崩したりします。
周囲に障害物となるものはないか、転んでも大丈夫な足場か、など赤ちゃんや子供が遊ぶ上での安全には配慮しましょう。
「できたらほめる」を忘れずに
赤ちゃんはこれから成長にともなって、どんどんいろんな動作ができるようになっていく過程にあります。できるようになるには個人差があって、すぐに動きを習得できる子も入れば、何度も繰り返し練習をして座ったり手を叩いたり、スキップやでんぐり返しができるようになる子もいます。
どの子にも共通してやってほしいのが、目標にしていた動作や、今までだったらできなかった動きができるようになったら必ずほめてあげてください。少しずつできることが増えていくのは親が嬉しいだけではなく、子供にも自信になります。そうしてできることが1つずつ増えていくでしょう。
まとめ
人の神経系はものすごいスピードで成長するので、子供の頃にはほとんど成長しきってしまうのです。子供のうちは運動神経を伸ばしやすいので、安全や年齢に適した運動など配慮しながら、子供ができることを少しずつ増やしていきましょう。
参考
陸上競技指導教本アンダー13 楽しいキッズの陸上競技|財団法人日本陸上競技連盟
教養としての身体運動・健康科学|東京大学身体運動科学研究室
運動学習できる身体づくり|理学療法学
運動能力の発達|おむつのパンパース
運動神経が伸びる?!「0才からの運動塾」に行ってみた|たまひよ