親子で楽しめる!難易度の高いなぞなぞ問題12選【上級編】 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

動物に関する難問なぞなぞ

ここからは、本題である難問なぞなぞの紹介です。まずは動物に関するなぞなぞから見ていきます。問題のみを見て、ヒントは極力見ないで考えます。どうしても分からない場合はヒントを見て考えましょう。そしてそれでも分からない場合は答えを見る、という意識で問題に取り組みましょう。

問題1:黒い犬と茶色の犬、黄色の犬と白い犬の4匹がいました。一番おとなしい犬はどの犬でしょう?

この問題は何に着目したら良いのでしょうか。色でしょうか、数なのでしょうか。

ヒント

それぞれの犬を漢字で表してみましょう。何かが見えてくるかもしれません。

答え

「黒い犬」です。黒と犬を合わせると「黙」になります。

この問題のポイント

難問のなぞなぞには、知らない漢字が出てくることもあります。問題のどの部分にヒントがあるのかを早く見つけることが鍵になります。子供はいろいろななぞなぞにチャレンジしているので、「この漢字は習っていないから分からないかも」と思わずに子供を信じて出してみましょう。

問題2:しばらく会っていない間に、10歳になっていた動物がいました。その動物とはコアラ、ヒツジ、ライオンのどれでしょう?

動物の年齢は人間の数え方と違うので頭が混乱してしまうもの。どこにヒントが隠されているのでしょうか。

ヒント

しばらく会っていない間に10歳になっていたということは、もう10歳になっていたということ。もう10歳ということは……?

答え

「ライオン」です。もう10歳ということは、猛獣(もうじゅう)になります。すなわち、この選択肢のなかで唯一猛獣と言えるライオンが答えになります。

この問題のポイント

年齢の数え方と言葉遊びの組み合わせ問題です。言葉を変換して答えを導き出す問題は多くありますが、ライオンがすなわち「猛獣」であるという語彙力も備えていないと解けない問題です。

問題3:もともとは生物であるものの、毛を抜いてしまうと生物の読み方が変わってしまう動物とは?

問題を1度聞いただけでは何を求められているのか分からない難問なぞなぞもたくさんあります。この問題も何回か読み返してみないと分からない問題の1つと言えます。

ヒント

生物と毛を抜いた生物について、この生物は「せいぶつ」なのか? 「なまもの」なのか? 読み方を変えて考えてみましょう。

答え

答えは「ナマケモノ」(毛を抜くとナマモノになるから)です。

この問題のポイント

漢字の難問クイズは、学校で習う前に自然と覚えることができるので、積極的にチャレンジさせたい問題の1つです。漢字クイズもバリエーションがあるので、1つの手法が分かると他の問題も解きやすくなります。

昆虫に関する難問なぞなぞ

次は昆虫に関するなぞなぞです。だじゃれやひっかけの答えを見ると「そういうことか」と思うものですが、問題に騙されず、ヒントを見ないで考えてみましょう。

問題1:蜂を上下に分けると現れる動物って何?

蜂を上下に分けるという非日常のシチュエーション。しかも分けると動物が現れるとはどういうことでしょうか。難問なぞなぞは現実とは切り離して考えましょう。

ヒント

蜂を上下に分ける方法を考えてみましょう。実物を上下に分けることはできないので、他に分けるとしたらどんな方法があるでしょうか? 蜂=はち=8、というのはどうでしょうか。

答え

答えは「ワニ」(輪が2つだから)です。

この問題のポイント

難問のなぞなぞは常識を超えたシチュエーションが出てくることもあります。どこにヒントが隠されているのかを探し、変換できるものがあるかどうかを考えます。また、似たような問題と照らし合わせて考えなければいけません。知識と情報を掛け合わせて解くため、情報の引き出しの整理も必要になってきます。

問題2:偽物を売りつけてくる昆虫って何?

昆虫の世界の話かと思われますが、そうではありません。

ヒント

偽物は別の表現で何と言うでしょうか? 子供にはあまり馴染みのない言葉かもしれません。

答え

「バッタ」(バッタもん)です。

この問題のポイント

「バッタもん」とは、正規品でない品物のことを指し、主に近畿地方で使われたことが起源のようです。バッタの語源には諸説ありますが、古道具を扱う商人が正規の流通ルートを通さずに格安で仕入れた質の悪い商品を売り、「バッタ屋」と呼ばれたことが起源と言われています。なぞなぞ対策のために語源を知りたいという気持ちになるかもしれません。

問題3:昆虫株式会社で海外旅行に出かけました。1匹だけ留守番で残った昆虫とは?

昆虫株式会社の社員旅行とはどんなものなのでしょうか。大人は設問から光景を想像してしまいますが、なぞなぞマスターの子供たちは問題の中に隠されているヒントを探しているのです。

ヒント

「1匹だけ」留守番ということは?

答え

「蚊」(蚊以外旅行)です。

この問題のポイント

大人はどうしても漢字の印象で判断してしまいがちです。漢字で表記されている単語も1度解体をしてみるなど他の可能性を考えてみると意外なヒントが見えてきます。