前日準備編
着替えは持った?
お詣りと会食を1日で行う場合、子供にとってずっと正装でいるのは非常に負担となります。またレンタルの場合などは、食べ物などで汚してしまうことも考えられます。お詣りや写真撮影が終わったら、できる限り子供は着替えさせてあげましょう。普段着でも構いませんが、食事をする場所によっては、少々フォーマルなものが望ましいです。特に3歳のお祝いの際は、多めに着替えを用意してあげましょう。また忘れがちなのが靴です。草履やヒールでは子供も歩きにくく、機嫌が悪くなったりする可能性があります。履きなれた靴を持つことも忘れないでください。
初穂料は用意した?
初穂料(はつほりょう)とは、ご祈祷の際に神社に渡す謝礼のことです。地域によっては玉串料(たまぐしりょう)と呼ぶところもあります。神社によっては初穂料の金額を決めているところもありますが、おおよその相場は5,000円から10,000円、現金を渡すのではなく、きちんとのし袋に入れて渡します。用意するのし袋は「紅白もしくは金銀で蝶結びの水引き」のついたものです。表書きには「初穂料(玉串料)」と記載し、子供の名前を書きます。また兄弟で一緒に七五三をお祝いする場合は、子供の人数×初穂料となり、表書きも連名で記載します。お祝い袋に入れるお札は、新札が望ましいです。前もって必要な金額を新札に変え、のし袋の用意をしておきましょう。
天候のチェックはOK?
天候によっては、持ち物や服装、交通手段が異なるケースがあります。11月に行う場合は、寒さ対策が必要なことも……特に親や祖父母は注意が必要です。また雨の場合、子供のレンタルの衣装が汚れる可能性が大きくなるので、事前に汚れてしまった時の対応を確認しておく必要があります。
- 雨でレンタルした着物が汚れてしまい、クリーニング代で非常に高い金額がかかった。
- スーツだけで参加したら、祈祷のときに寒くて大変だった。
- 11月にしては寒い日だったので、コートやらマフラーなどで荷物が異常に増えた。
これは実際に筆者の友人達が味わった経験談です。その日にならないとわからないのが天候の怖いところですが、予め週間予報などで天候や気温のチェックは必要になります。
【まとめ】初めての七五三は子供を中心に考えよう
初めての七五三は、子供にとっても家族にとっても一大イベントです。良い1日にしたいと思うのは、皆同じことです。そのためには、事前の準備や打ち合わせが不可欠です。ただ気をつけなくてはいけないのは、子供がメインであるということ。特に3歳のお祝いの際は、まだ訳が分からず、大変な思いだけをしてしまう可能性もあります。七五三の時期や方法に決まりはありません。子供の月齢や家族の状況に合わせて、時期をずらしたり、余裕を持ったスケジュールを設定するなどの工夫が必要になります。何が何でもという気持ちではなく、子供のことを第一に考え、家族みんなでお祝いをするというスタンスで臨むことがもっとも重要なポイントであるといえます。
参考:七五三のお参り時期はいつ頃?写真はいつまでに撮影すればいいの?|スタジオマリオ