子供の健康的なダイエットのための食事の摂り方・作り方のコツ - cocoiro(ココイロ) - Page 3

子供のダイエットにおすすめな食事の作り方とは?

発達発育の中途にある子供は、基本的には栄養バランスの取れた食事を3食することが望ましく、ダイエットをしている子供もそれは同じです。

しかし、ダイエット中だからこそ、少し工夫をして食事を作る必要があります。最後に子供がダイエットをする時におすすめしたい食事の作り方をご紹介します!

薄めの味付けにする

食事の味付けが「濃いめ」になってはいませんか? 砂糖の「甘さ」や醤油や塩などの「しょっぱさ」には、実は中毒性があります。そのため、濃いめの味付けの食事を摂り続けていると、どんどん濃い味付けの食事を欲するようになってしまいます。すると普段より味の薄いものを食べた時に、脳が「旨味成分が足りず満足できない」と判断し、結果的に食べる量が増えてしまうのです。

薄めの味付けにするためには、昆布、鰹節、きのこ類などのダシを使って食事の「うまみ」を濃くしましょう。うまみが強ければ、砂糖や塩、醤油などの味付けが薄くともおいしく感じることができます。

また、コショウのような香辛料やセロリ・ニラなどの香味野菜を多く使うのも味が濃くなったように感じます。調味料に頼らず、料理の味付けを変える方法を使ってみましょう。

タンパク質を多めにする

ご飯や野菜など栄養バランスの取れた食事を摂ることが基本ですが、ダイエット中はタンパク質が多めに取れる食事を摂ることをおすすめします。

タンパク質は糖質や脂質などの栄養とは違い、摂取して余った分は体の外に排出されて、体脂肪にはなりづらいのです。また、ダイエットには欠かせない筋肉を作る材料にもなります。この2つの理由から、ダイエット中でも欠かせない栄養なのです。

タンパク質は肉、魚、卵、大豆製品などに多く含まれていますので、これらの材料を積極的に食事で摂るようにしましょう。

糖質を含む食品の使用を控える

糖質は摂取することで、エネルギー源として筋肉や肝臓などに一時的にストックされます。しかしこのストック量には上限があり、それを超えて摂取してしまった糖質は中性脂肪に作り変えられ、体脂肪となってしまうのです。以上の理由から、メニューの中に糖質が多すぎると肥満になってしまう可能性があるのです。

糖質は主に主食であるご飯、パン、麺や、ケーキやクッキーなどのお菓子、ジャガイモやさつまいもなどの芋類も多く含まれています。大切なエネルギー源でもあるので、全く摂らないのは好ましくありませんが、全体の献立を考える上で摂りすぎない・控えるように工夫してみましょう。

食事をコントロールしてダイエットをする、というと、どうしても量を控えたり欠食することをイメージしてしまいがちです。しかし、食事は成長過程にある子供にとって大切なエネルギー源でもあります。規則正しく、栄養バランスの取れた食事をすることを前提に、味付けや摂る食品の割合を調整してダイエット効果を高めましょう。

参考
小・中学生のスポーツ栄養ガイド|女子栄養大学出版部
平成29年度学校保健統計(学校保健統計調査報告書)の公表について|文部科学省
学校段階別にみた肥満傾向児と痩身傾向児の生活習慣における共通点と相違点|日本健康教育学会誌
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