ストレスをためないために
子供に変化が起こると分かっていても、すぐにその変化を受け入れられない親もいるでしょう。日々反抗的な態度をとられ、娘の気持ちが分からないことでストレスを抱えてしまう親もいます。そんなときにストレスをため込まないために、娘の反抗期をどのように捉えれば良いのでしょうか。
子供の成長は人それぞれ
周りの子供は反抗期を終えたり、自分の娘ほど反抗期がひどくなかったりという理由で、自分の育て方が間違っていたのだろうかと悩んでしまう親もいるでしょう。しかし、反抗期は内容も時期も期間も、人によって異なっています。それは1人としてまったく同じ人生を歩んできた人がいないからであり、子供が唯一無二の立派な人間として成長していることを示している証でしょう。
また、まったく同じ内容の反抗期などないので、すべての子供に必ず通用するような反抗期の対策は見つかりません。周りの人に有効だった解決策を聞いても自分の娘には効果がないこともあるでしょう。しかし、人それぞれと捉え、ほかの改善策を検討しましょう。
完璧を求めない
娘の態度に不満があっても、それは親から見て不完全な態度だから、という理由でしかないこともあります。反対に子供から見れば、親は自分の考えを理解してくれない不完全な存在なのかもしれません。
親へ反抗し、ときには問題になるような行動を娘が起こしてしまったとしても、まずはそれを受け入れてあげましょう。そうすることで、人間は完璧ではなくても良い、自分は自分で良いということに気づいてくれるでしょう。そして、完璧でなくて良いということが分かれば、親が自分の考えに反対したとしても人間はみんな考え方が違って当然なのだ、と落ち着いて考えることができるようになるかもしれません。
反抗期は大人への入り口
反抗期の変化の程度は人によって異なります。しかし、それまで子供として接してきた娘が、急に「自分はもう子供ではない」と主張をし始めるので対応に悩む親も少なくありません。
しかし、反抗期は大人への入り口です。ついに娘が子供から大人になる準備期間へ入ったと思うと良いでしょう。不安なことも多くありますが、まずは娘の成長を喜び、娘のとる態度や言葉にきちんと向き合っていきましょう。
参考
思春期における思考の発達と自己および人間関係への影響 : 批判的思考態度についての縦断調査をもとに|北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター
反抗期の娘との関わり方|反抗期の対応方法
10歳以上の「反抗期の娘」!お母さんの接し方のコツは?|花まるSTORY