女の子の反抗期の特徴
反抗期の内容に関しては、個人によってさまざまな変化が起こります。実際に女の子の反抗期にはどのような特徴が見られるのか、代表的な特徴を2つご紹介します。
周りの目を気にする
思春期の反抗期には自我が著しく成長していきます。自分はどんな人間なのかを自然と考え始めることで、周りと自分との違いを把握し始める子供も出てくるでしょう。
周りと違う点が何か自分にあると、それを過敏に気にし始める可能性もあります。特にこの時期は男の子を異性として見始める子供も多く、意中の男の子に好きな女の子がいたら、その子と自分との違いを考えて、自分に対して自信がなくなってしまう子供もいるかもしれません。
批判的な考えをする
論理的な考え方ができるようになることで、その話は本当に筋が通っているのかを考えることができるようになるでしょう。すると、これは間違っているのではないかという意見を聞いたときには、「それって違うと思う」と反対意見をきちんと述べることができるようになる可能性があります。
しかし、それは言い方を少し変えるだけで、意見ではなく批判として捉えられてしまう可能性があります。なんとなくその話が誤っているような気がしても、どうしてそれが誤りなのか説明する語彙を持ち合わせていないため、感情的な言い争いになってしまいます。
批判的な考え方自体は悪いことではなく、物事を鵜呑みにせず考える力をつけることに役立ちます。しかし、伝え方をきちんと学んでいかなければ、周囲の人を傷つけてしまったり、「あの子は言い方がきつい」などと言われてしまう可能性があります。
最初は批判ばかりで言葉がきついかもしれません。しかし、この時期に失敗を繰り返し軌道を修正していくことで、論理的思考を持って自分の意見を伝えられる大人へと成長していくことができるかもしれません。
どんな対応をすれば良いの?
思春期は心の揺れ動きが大きく、この時期の出来事が子供のその後の考え方を左右する可能性もあります。それでは、反抗期の娘に対してどのような対応をすれば良いのでしょうか。
1人の女性として扱う
思春期の娘は、1人の女の子から1人の女性へと成長しようとしている時期にあります。そのため、これまでのような「女の子扱い」ではなく、女性として扱うよう親も態度を変える必要があるでしょう。
興味の対象や好みも変わっていくでしょう。例えば、それまで好きだったキャラクターに興味がなくなったり、洋服もこれまで買いに行っていたお店に行かなくなることもあるでしょう。また、良かれと思って親が何かをしても、「そんなことは自分でできる」というように文句を言われてしまうかもしれません。
こうした態度の変化に親としては戸惑ってしまうでしょう。しかし、「これまでそうしてきたから」という理由で、娘の考え方や嗜好を決めつけることは避けましょう。成長した娘の意見に耳を傾けてあげると良いでしょう。