子供を守るためには?
親の前では元気そうにしている我が子も、実はLINEで嫌な思いをしている、またはさせているかもしれません。我が子をLINEいじめの加害者にも被害者にもさせないために、親は何ができるのでしょうか。
加害者にしないために
LINEいじめはときどきニュースでとりあげられ、その悲痛な叫びや手口がメディアによって報じられています。しかし、LINEいじめをしている子供の中には、このようなLINEいじめについてニュースになっていることを知らないという子供がいる可能性もあります。そのため、自分が何気なくしていることが、実はいじめになっている、ということに気がつかない可能性もあるでしょう。
子供を加害者にさせないためにも、まずはどのようなものがLINEいじめとして報道されているのかを知ってもらう必要があります。報道番組を家庭内で流す習慣をつけるだけでも、子供の耳に届く報道の量と質を変えることができるかもしれません。
被害者にしないために
LINEいじめの被害に遭ってしまった子供の中には、なかなか親に相談できない子供もいるでしょう。加害者同様にこれがいじめであると気づけないこともあり、ただただ苦しんで悩みを抱え込んでしまう可能性があります。
いじめられているということを受け入れて、親へ話すということは、親子の関係がいくら良くても抵抗があるしょう。その場合は、親や学校ではない第三者に相談するということも1つの手法になります。
たとえばインターネット上で「いじめ 相談 web」などで検索すると、電話やインターネット上でいじめの相談をすることができる自治体の窓口もいくつか見つかります。また、LINEいじめの事例を見ることもでき、自分が友達から受けている対応がいじめであると認識するきっかけにもなります。
子供の中には、辛いことほど親へ隠してしまう子もいます。もしも親や学校へ相談できないようないじめがあれば、駆け込み場所があることを日頃から伝えておくことで、被害の拡大を防ぐことができるかもしれません。
子供から目と心を離さないこと
子供の様子は親であっても教師であっても、完全に把握することは難しいでしょう。特にLINE上でのいじめは目が届かず、防ぐためにはメッセージのすべてを監視しなければならないかもしれません。しかし、それは現実的ではない上に、たとえLINEを監視したとしてもLINE以外の場所でいじめが起こる可能性もあります。
親にできるのは、適切な情報を提供することと、自分はあなたの味方であるということを伝え続けることでしょう。そして、子供からの小さなサインに気がつけるように、できる限り子供から目と心を離さぬよう接していきましょう。
参考
いじめの定義|文部科学省
平成29年度青少年のインターネット利用環境実態調査|内閣府
どうしたら子供を「LINEいじめ」から守れるか。加害者にも被害者させないために親ができること | TONE公式コラム|トーンモバイル
LINE株式会社 公式サイト