【みんなの対応策!】反抗期の高校生への接し方5つのポイント - cocoiro(ココイロ) - Page 3

話したい話をさせること

反抗期の高校生の態度はさまざまで、家庭内での口数が多い子供もいれば、少ない子供もいます。話す内容も異なり、口数は多くても文句ばかりを口にする子供もいるでしょう。

しかし、子供の発言は子供自身の気持ちを表現しています。言いたいことをうまく表現できずに誤解を与えてしまうこともあるかもしれませんが、自分が伝えたいことを言葉にしているでしょう。

そのため子供が何かを話してくれるときは、少しでも耳を傾けてあげると良いでしょう。良くない言葉ばかりを発するときは、叱ったり、聞き流したりする必要もあるかもしれません。しかし、何も話してくれなくなってしまっては、より子供の気持ちが分からなくなってしまう可能性があります。

感情的にならないこと

反抗的な態度をとられ続けてしまうと、ときにはどうしても感情的に叱ってしまうこともあるかもしれません。もちろん、何か強い言葉を投げられたり、手をあげられたりした場合には「痛い」、「お母さんは悲しい」など気持ちを伝えて分からせる必要があるでしょう。

しかし、子供が何を言っても何をしても常に感情的に叱ってしまっては、子供も「いつものこと」と慣れてしまいます。また、親としてもエネルギーを消費してしまい、疲弊してしまう可能性があります。

ときには感情的になることも必要でしょう。その効果を高めるためにも、常日頃から感情をむき出しにするような対応は控える方が良いかもしれません。

思い切って子供に任せること

反抗をするということは、親や周囲の人間の意見とは異なる意見を持っている、という可能性があります。親から何かをするように言われた際に「やりたくない」と答えたり、ときには進路について意見がぶつかることもあるでしょう。

なかには反抗的なことを言っても、「結局は親が何とかしてくれる」と思っている子供もいるかもしれません。そのため、1人の人間として自立することを支援する意味でも、子供の発言と意見を尊重し、ときには判断を委ねてみても良いでしょう。

もちろん、すべてを子供の判断に任せてしまって良いとは限りません。何か決断をする際には、子供の選択がうまくいかなかったときのための対応を親が先回りして考えておくのが理想的かもしれません。

任せられることで、子供に自分の人生は自分で選択できるということに気づかせることができます。自分が大人へ近づいているという自覚が生まれることで、責任感を育むことができるでしょう。

親の愛情を試している

反抗期の到来は大人へと近づいている証です。そうは言っても親から見ればまだまだ子供であり、また子供にとっても「自分が大人である」という自覚はそう大きくはないでしょう。そのため、反抗的な態度をとりながら、親がどんな対応をするのかを試している可能性があります。

ここで諦めずに向き合い続けることで、親として、そして大人としての態度を示すことができるでしょう。子供は親の背中を見て育つということを忘れずに、子供の成長を見守っていく必要があります。

参考
2016年 親子の関係についての意識と実態|明治安田生活福祉研究所
青年期における親子間葛藤に関する研究の再検討|神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要,8(2):57-66
【子育ての悩み】高校生反抗期 ひどい!母親の賢い対応!|壮絶反抗期の子どもをもつ 母の叫び 相談室
高校2年(16才)の娘の反抗期の乗り切り方、教えて下さい。|Yahoo知恵袋

この記事をかいた人

mio_yamamoto

立教大学観光学部卒。豊かな教育は豊かな街を作ることに繋がると考え、教育業界にて6年間講師職に従事。現在は働く人を支えるべく、社会保険労務士の勉強中。趣味はアンテナショップ巡りとプログラミング、iPadで写真に手書き加工をすること。食べることが大好きで全体的に太ってきてしまったので、暇さえあればストレッチや筋トレに励む毎日です。