手遊びをするタイミング
手遊びを普段の親子の遊びの時間に取り入れて楽しむのはもちろんですが、手遊びを上手に用いることで子供の気持ちや行動を変えることもできます。ここからは、どんな場合に手遊びが有効なのか、そのタイミングについて解説します。
子供の注意を引きたいとき
「買物に行きたい」、「子供に話を聞いてほしい」、「寝る準備をさせたい」など、子供に言うことを聞いてもらいたいタイミングがあるでしょう。遊びに夢中になっている子供に無理強いをすると、機嫌を損ねたり、ぐずり始めてしまったなどという経験があるのではないでしょうか。
そんなときは手遊びを行ってみましょう。夢中になっている遊びから、手遊びの方に興味を向けられるでしょう。ママやパパと遊ぶことでスキンシップにもなり、気持ちが落ち着くので話を聞いてくれやすくなります。これから行うことに手遊びが関わっていれば、子供にもイメージしやすいのでなお良いでしょう。
子供がぐずるとき
子供がぐずるのは、空腹だったり、温度が適切でなかったり、疲れていたり、ママやパパが恋しかったりと、何かしらの不快感・不足感があるときです。子供は自分の気持ちを上手に切り替えたり、コントロールしたりということができません。そのため、泣いたり、ぐずるのをやめるいうことを1人ではなかなか上手くできないものです。
そんなときに手遊びを取り入れれば、子供の気持ちを上手に切り替えてあげられます。ママやパパと一緒に楽しく遊ぶことで不快感を一時的に忘れられ、気持ちが落ち着きます。ママやパパはイライラせずに済むでしょう。ぐずりが落ち着いたところで、子供のぐずりの原因に対応してあげてください。
手遊びで冬を楽しく過ごそう!
当記事では冬をテーマにした手遊びを6つご紹介しました。手遊びは、歌いながら手や指、全身を動かすことができ、特別な道具を使わずに楽しめます。
脳や心の発達を促すことはもちろん、親子の信頼関係を築いたり、さまざまな効果があります。大人の真似をすることで習慣的な動作を自然と身につけたり、集中力を高めたり、運動機能を向上させたりといった効果が期待できます。子供の心身の成長に大きく寄与してくれるでしょう。
普段の遊びのレパートリーに、いつでもどこでも気軽にできる冬の手遊びを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
参考
保育教育における手遊び歌についての一考察|中村学園大学・中村学園大学短期大学部研究紀要第47号(2015年3月発行)
手遊び歌の種類と成り立ちについて|徳島文理大学研究紀要第84号平成24.9
手遊び歌の使用法における一考察|国士舘大学
手遊びの効果とは?子どもの集中力がアップするおすすめの遊び|Chiik!
保育士さん直伝テクニック!子どもが泣き止まない時のオススメ対処法|保育のお仕事