文化祭の出し物と言えば、模擬店やステージイベント、リアル脱出ゲームなどさまざまな企画があります。最近では文化祭の出し物で遊園地で見かける「コーヒーカップ」を作っている学生が多いそうです。この記事では高校の文化祭でコーヒーカップを運営している動画を紹介するとともに、必要な材料や作り方、コーヒーカップ以外のおすすめのアトラクションについてご紹介していきます。
もくじ
文化祭でコーヒーカップが定番化?
文化祭の出し物はクラス全員で企画・運営していくものです。文化祭の出し物で難しいものに挑戦すると、クラスの団結力や絆はよりいっそう深まることでしょう。中でも遊園地などで見かけるコーヒーカップを文化祭で設計・運営する学生が急増しています。自動ではなく、人の手で動かすような仕組みになっていますが、その完成度の高さは大人が見てもびっくりするほどです。
文化祭でコーヒーカップが定番化してきた背景や、コーヒーカップをアレンジしたものなどを動画を踏まえてご紹介していきます。
コーヒーカップの元祖は筑波大学付属高校
(参照元:2012桐陰祭「コーヒーカップ」|YouTube)
文化祭で初めてコーヒーカップを作った高校は筑波大学付属高校です。2012年の文化祭『桐陰祭』で当時2年生のクラスが企画・運営しています。この当時のコーヒーカップは次のようなものでした。
- 教室の中で行うアトラクション
- 部屋全体を黒い紙で覆い、電気を消す
- イルミネーションを飾り、宇宙をイメージした雰囲気
- 2人乗りのカップが4つで計8人乗り
このように、かなり手の込んだアトラクションでした。2人乗りのカップはべニヤ板で作っていて真ん中のハンドルを回すとカップが回るようになっています。
コーヒーカップの下に車輪を付け、真ん中の軸を基準に回る仕組みとなっています。骨組みは建築などで使う鉄パイプを使っています。
筑波大付属高校が作ったコーヒーカップが全国に広まり、237校が文化祭でコーヒーカップを製作したそうです。
さらに進化したコーヒーカップが登場
(参照元:スーパーコーヒーカップ(2017年筑波大学附属高校文化祭)|YouTube)
2012年から5年後の2017年、さらにパワーアップしたコーヒーカップを筑波大付属高校が製作しました。
鉄パイプで組んだ土台には大型の円盤が2つ。その上にある各4つの中型の円盤にコーヒーカップを設置。客16人を乗せた8基のコーヒーカップが一度に回る光景はまさに圧巻だ。各コーヒーカップが回り、4つの中型円盤もそれぞれ回り、さらに大型円盤が乗る土台までもが回転する。遊園地のコーヒーカップに限りなく近い動きをする同校の「三段回転構造」のコーヒーカップは文化祭では前代未聞だ。
(引用元:まるで遊園地 文化祭の新定番・コーヒーカップ「元祖」が前代未聞の進化|高校生新聞ONLiNE)
元祖コーヒーカップは2段階回るものだったのですが、進化したコーヒーカップは3段階回る仕組みになっています。
- 2人乗りのカップが計8台あり、最大で16人が乗ることができる
- 教室ではなくグラウンド
- 回すスタッフは計6人
とかなり大がかりなセットになっています。コーヒーカップを紹介する記事の写真を見ると、乗っている人も楽しそうな表情をしています。
コーヒーカップを作る高校生が急増!
文化祭でコーヒーカップを製作した高校生がYouTubeに動画をアップしています。その動画を3つご紹介します。それぞれ大変よく作りこまれていて、素晴らしいコーヒーカップに仕上がっています。
(参照元:文化祭 コーヒーカップ紹介動画|YouTube)
クラスのみんながそれぞれの持ち場で真剣に作業しています。また、コーヒーカップの装飾もかわいく仕上がっており、完成してコーヒーカップを回している時は本当に楽しそうな表情をしています。コーヒーカップに座る椅子も学校の椅子ではなく、手作りにしたようです。
(参照元:秩父高校 『 コーヒーカップ 』 360度動画|YouTube)
この動画は完成したコーヒーカップの真ん中に360°カメラをセットして撮影しています。好きなアングルに変えることができるので、自分が見たい視点から見ることができます。コーヒーカップを作る前に参考になる動画です。
(参照元:2018札幌東高校 学校祭 3-4 コーヒーカップ|YouTube)
スパイダーマンをテーマにしたコーヒーカップです。カップにはスパイダーマンの絵が書かれており、教室には高層ビルが描かれています。コーヒーカップを作る際には何かテーマがあったほうが統一感があり、お客さんも盛り上がるのではないでしょうか。
コーヒーカップをアレンジした新アトラクションも!
(参照元:文化祭新アトラクション!!?|YouTube)
コーヒーカップをアレンジした新アトラクションを作った高校もあります。全体がぐるぐる回るところは今までと同じなのですが、カップが上下に上がったり下がったりします。コーヒーカップがちょっとした絶叫マシンに改造されています。周りの「オイ!オイ!オイ!」の掛け声もにぎやか。かなり盛り上がっている様子が伝わってくるでしょう。