高校入試にも採用されている「小論文」。まだ実施校は少ないようですが、出題されるテーマには傾向があることを御存知でしょうか。今回の記事では、高校入試の小論文で役立つ情報を中心にピックアップしていきます。
もくじ
高校入試の小論文で頻出のテーマ
高校入試の小論文には頻出のテーマがあります。主に、以下の4つです。
与えられた題目について考えをまとめるもの
小論文の入試では、題目だけを与えられ、時間内に
- 序論(概要についての説明)
- 本論(問題点の提示)
- 結論(解決方法や改善点の提示)
をまとめていくという課題もよくあります。
例えば「増税」「AI×ロボット」「オリンピック」「東日本大震災」など、ニュースでよく取り上げられている題目もあるので、日頃からニュースに触れる機会を増やすことをおすすめします。
ほかにも「高校生活を充実させるためにどのようなことをすれば良いか」といった提案型のテーマが出題されることもあります。
新聞記事を読んで考えを述べるもの
新聞記事を読んで自分の考えをまとめるという小論文もあります。小論文で採用されるのは、基本的に朝日新聞などの一般紙です。しかしここ数年、電子版の新聞が普及し、新聞の定期購読をしていない家庭も多く、日頃新聞に触れる機会のない受験生が増えています。
新聞を読むことで文章力と読解力が鍛えられ、小論文の上達への近道にもなります。子供が小論文試験のある高校を受験する家庭であれば、一般紙を購読するのも一案です。
グラフと表から読み取って考察するもの
小論文には、グラフや表を見て分析や読み取りを行い、自分の意見・改善策・これからの展望など、内容をまとめるものもあります。グラフや表は、数学や社会を中心に授業で触れるほか、新聞でも意識調査や高齢者・少子化関連の記事などに掲載されています。グラフや表を見かけたら自分の考えをまとめるトレーニングをしておくのも良いでしょう。
自分の経験をもとににまとめるもの
自分の経験や体験に基づいたテーマは「作文」として扱われることもありますが、一部の入試においては小論文とするケースもあります。流れとしては、これまでの経験・体験を最初に書き、本論の段階で改善策や提案を展開して述べていくパターンがおすすめです。自分の将来やりたいことを軸としたテーマと絡んでいることもあるので、志望校の小論文の傾向をチェックしておきましょう。