高校生が参加できるインターンシップとは?概要や募集情報をご紹介 - cocoiro(ココイロ)

学生のうちに企業などで働く経験ができる「インターンシップ」。大学生が参加するもの、というイメージがありますが、高校生を対象とするものも数多く存在することをご存知でしょうか?

この記事では、高校生が参加できるインターンシップの概要や募集情報などを詳しくご紹介しています。子供が将来、進路選択をするときにも役立つ情報が多くありますので、ぜひ参考にしてみてください。

高校生のインターンシップとは?概要やポイントを紹介

そもそもインターンシップとは?

インターンシップとは、「学生が一定期間企業の中で実際に働く経験をする制度」を指します。インターンシップというと「大学生がするもの」というイメージが強いですが、実際には高校生を対象としたインターシップも数多く存在しています。

工業や商業といった、職業系の高等学校に通っている生徒の場合は、高校生のうちからインターンシップに参加することも多いようです。しかし、最近は普通科に通う生徒も自ら応募し、インターンシップに参加することがあります。

高校生がインターンシップに参加する目的やメリット

高校生がインターンシップに参加する目的は、仕事を通して、学校では学ぶことができない貴重な社会経験を積むことです。

例えば、自分よりも年上の社会人の先輩と話す経験をしたり、学校で勉強していることと職業との結びつきを感じたりするなど、インターンシップに参加することでできる社会経験はたくさんあります。

これらの社会経験を通して、次のようなメリットも見込めます。

  • 働くことへの関心が高まる
  • 学習意欲が向上する
  • 企業や仕事の魅力を知ることができる
  • 将来の進路選択に役立つ
  • 早いうちに職業観の向上と理解を深めることができる
  • 社会人としてのマナーを学ぶことができる

実際に仕事をすることでしか得られないものが、インターンシップには詰まっています。

高校生のインターンシップの概要

ここでは、高校生向けのインターンシップの概要についてご紹介します。

参加時期

高校生向けのインターンシップのは、春休みや夏休みといった長期休暇中に実施されるのが一般的です。

また、募集時期は参加時期の1ヶ月ほど前になることが多いですが、募集団体により異なります。

募集している団体

募集している団体は、自治体・省庁、民間企業、大学などがあります。他にはNPO、NGOでもインターンシップを募集していることがあります。

働く期間

3~5日程度働くことが多いですが、一部のIT企業などでは、数週間にわたるインターンシップを実施していることもあります。

働き方

通常は受け入れ先の就業規則に従い、インターンシップ期間中はそこで働いている人たちと同じように働きます。受け入れ先の仕事の一部を体験する、といった働き方が多いようです。

仕事内容

仕事内容は、参加する団体により異なります。参考として、各団体ごとにインターンシップ参加者が体験できる仕事内容をご紹介します。

  • 自治体・省庁の場合

部署にもよりますが、「アンケート集計」「書類作成」「イベント運営補助」といった業務が多いようです。

  • 民間企業

高校生のみを対象としたプログラムを組んでいるところが多く、その会社によって業務内容が異なります。その企業の特色を活かした業務を体験できる可能性があります。

  • 大学の場合

通常は、事務作業と研究室での仕事の2つに分かれます。事務作業の場合は、「図書館業務」「書類作成」「写真撮影」といった業務が多いようです。

研究室の場合は、専門的な研究に触れることを目的としているインターンシップであることが多いため、「実際の講義を聞いて議論する」「実験を行う」といった内容になることが多いようです。

報酬の有無

募集している団体は、高校生への教育の援助・協力を目的とし、ボランティアとしてインターンシップを行っているため、一部の例外を除いて賃金は発生しません。交通費や保険料なども学生個人の負担となります。

応募方法

応募方法は大きく分けて

  • 学校や市町村を通して申し込む
  • 個人で直接申し込む

以上の2種類の方法があります。

自治体や省庁などの場合は、学校を通して応募することが多いようです。企業の場合は、個人で直接申し込むこともあります。