福岡市内にある紅葉八幡宮は、安産祈願の神社として、また美しい紅葉スポットとしても有名です。古くから地元民に愛されており、初詣では筑前一のジャンボ門松の効果もあり、たくさんの参拝客でにぎわいます。そして、2018年にリリースされたVR機能付きの紅葉八幡宮公式アプリも話題を呼んでいます。
今回の記事では、紅葉八幡宮を訪れるときに知っておきたい基本情報と公式アプリの使い方をご紹介します。紅葉八幡宮をより楽しむための参考にしてください。
もくじ
安産祈願で有名な紅葉八幡宮とは?
まずは、紅葉八幡宮の基本情報をご紹介します。なぜ紅葉八幡宮と言われるようになったのか、どのような歴史を歩んできたのか、まつられている神様についてご紹介していきます。
紅葉八幡宮の基本情報
紅葉八幡宮が町を一望できる小高い丘に移ったのは、大正時代になってからです。周りには紅葉公園があり、都会の中にありつつも緑豊かで静かな場所にあります。
はじまり | 室町時代の文明14年(1482年)建立 |
住所 | 福岡県福岡市早良区高取1-26-55 |
電話番号 | 092-821-2049 |
アクセス | 地下鉄「藤崎駅」から徒歩8分
西鉄バス(1番)「高取1丁目」下車、徒歩5分 |
参考
紅葉八幡宮の歴史
室町時代に、筑前の国橋本村に建立されました。それ以来、橋本村一円の氏神様として崇拝されてきました。江戸時代になると、黒田藩三代目藩主光之侯から手厚く崇敬され、黒田家、黒田藩守護神の参拝が恒例となりました。
1666年には、藩主光之侯により西新の地に遷座され、荘厳な社殿が建立。鳥居の前には交代で警備をつけるほどでした。その後も、黒田家守護神として崇敬され続け、鏑馬、相撲などの祭も催されました。また、重要な神社として「東の筥崎、南の太宰府、西の紅葉」と称されていたそうです。社前には、商家、人家が門前町として発展し、現在の西新、高取、百道となります。
1910年に道路が境内を横切るようになり、1913年に現在の場所に移りました。現在では、初詣の参拝者が10万人を超え、学校や保育園の遠足、花見、散歩など、市民の憩いの場となっています。
紅葉八幡宮に祀られている神様
- 神功皇后(息長帯比売命、おきながたらしひめのみこと)
紅葉八幡宮で一番有名な神様です。第十四代仲哀天皇の皇后です。安産の神様として崇敬されています。また、お子様は紅葉八幡宮の大神様です。
- 応神天皇(誉田別命、ほんだわけのみこと)
紅葉八幡宮の大神様です。第十五代天皇で、開運・厄除・出世の神様として侵攻されています。亡くなった年齢は110歳もしくは130歳とされ、長寿だったようです。
- 菟道稚郎子命(うぢのわきののいらつこのみこと)
応神天皇の皇子で、人格に優れていたことから、子供の守護神として信仰されています。また、日本で最初に儒学や漢字を学ばれ学問にひいででていたことから、古くから修学・学問・就職の神様としても知られています。
その他にも、良縁の神様である大国主命や学問の神様である菅原神、焼き物の神様である埴安(はにやす)など、12の神様がまつられています。
参考