そうめんのトッピングになすを合わせる方も多いかと思いますが、実は、香川県や北陸地方などでは郷土料理として、なすとそうめんを合わせただけの「なすそうめん」という料理があります。温かくしても冷たくしてもおいしく食べることができるのが、なすそうめん。今回は郷土料理のなすそうめんや、おすすめのレシピについて紹介します。
もくじ
「なすそうめん」とは
なすそうめんは、北陸地方や奈良県、香川県など、そうめんの生産地で食べられている郷土料理。まずは、なすそうめんの特徴などついてご紹介します。
そうめんの産地に伝わる郷土料理「なすそうめん」
「なすそうめん」とは、名前からも分かる通り、野菜のなすとそうめんを組み合わせた料理のことをいいます。地域によって味付けや作り方には違いがありますが、だしには煮干しやかつお節を使用し、味噌や醤油、砂糖を加えながら味つけするのが基本の作り方です。
なすのほかにも具材をトッピングすることができ、アレンジがしやすいのも特徴です。温かくても冷たくてもおいしく食べることができるため、1年中なすそうめんを楽しむことができます。有名なのは石川県ですが、家庭によっては味付けも異なるようです。
なすとそうめんの相性が抜群の理由
なすとそうめんは、栄養面においても相性がいいといわれています。夏が旬であるなすを使用することから、食欲の落ちやすい夏に食べられることが多いのが特徴です。三重県ではお盆の行事食としても食べられているといいます。
なすとそうめんを組み合わせれば代謝が高まり、夏バテや体のほてりを改善する効果が期待できるといいます。
皮に含まれるナスニンには活性酸素の発生を抑制する強い抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化を防いで動脈硬化の予防に働きます。ナスニンは水溶性なので油で軽く炒めてから調理すると流失を抑えることができます。そうめんと一緒に取ると、糖質・ビタミン・ミネラルが加わることで体力がつき、水分代謝が高まり体のほてりが改善される食べ合せになります。
(引用元:なすとそうめんの煮物(なすそうめん)|お天気レシピ)