運動会の作文を作るコツとは?事例も含めて紹介 - cocoiro(ココイロ)

運動会を終えた後に作る作文は学生生活の思い出になるものです。なるべく早めに取り組んだ方が、気持ちも乗りますし、書きやすいでしょう。しかし、どうやって書いたらいいのか分からない子供も多くいます。そんな子供をサポートするために、おすすめの作文作りのコツや作文の事例をご紹介します。

運動会の作文作りのコツとは

エピソードを一つに絞る

チームの勝利、競技で接戦を演じたことなど、運動会で伝えたいエピソードはたくさんあるでしょう。そこから子供が一番伝えたいエピソード一つに絞っていくと、作文全体が分かりやすくなります。

絞る際は「本人の心がどこで一番揺れ動いたか」を基準にしましょう。一番感動したエピソードであれば、文章もすらすらと書くことができます。エピソードに優劣はありませんから、素直に子供の感動したエピソードを選びましょう。

時系列に沿って書く

エピソードを絞ったら、一番伝えたいクライマックスシーンを中心に読み手を意識しながら時系列に沿って書き進めましょう。時間の流れが前後すると、読み手に分かりにくさを感じさせてしまいます。

綱引きであれば、「ピーッ!と高らかに笛が鳴り響き、綱引きが始まった。両手に力を込めてギュッと綱を握り込み、力いっぱい引いた。赤組と白組の結束力がぶつかる」などと、流れに沿って書けば分かりやすいでしょう。

臨場感が伝わるように描く

単なる事実の羅列ではなく、臨場感を持って文章を書くと、読み手を原稿に引き込むことができます。

臨場感を出すためのポイントは3つあります。まず、「擬音語、擬態語を使う」こと。「ぐんぐんと」「ざわざわ」「きらきら」といった音で状況、状態を表現すると、イメージしやすくなります。

次に、「会話や思いを入れる」。友達や先生の発した言葉、本人の運動会に対する気持ちを、文中にいれることで言動に深みが出ます。「2組の勝敗を決めるリレー。絶対勝ちたかった」「『山田君、後は頼んだ』その言葉と一緒にバトンを受け取り、走り出した」などの文がいい例です。

そして最後に、「一文一文を短くして書く」ことです。一文が長いと、リズム感が悪く、読み進める途中で読み手が飽きてしまいます。短文でリズミカルに文章を書いていきましょう。