特別な三位
六月三日に運動会がありました。私はクラス全員リレー、御神楽、選抜リレー、
徒競走に出場しました。そして忘れてはならないのは二年生の学年種目である大
縄跳びです。植松先生からの目標は男女別、ミックス、それぞれで七十二回以上。
大縄跳びの最初の印象は「まあ跳べるでしょ」でした。しかし、いざみんなで
跳んでみると、男女別で十回ちょっと。男女混ぜて飛んでみると息を合わせるこ
とができず、一回すら跳べないときもありました。それから朝練や学年練習で何
回も跳んでみましたが、練習では結果、十回もいきませんでした。ただ、十回し
か跳べなくてもみんなで跳べるようになったことがうれしかったです。
朝練では自然と男女一緒の練習が多くなっていきました。雨の日は教室で跳ぶ
コツや並び方などを工夫したり、考えたりしました。引っかかりやすい人は、位
置を調整したり、先生が言うように縄の近くには行かず、真ん中だけ縄の軌道に
合わせた位置で跳ぶと、回数が増えていきました。それに加えてみんなで声を出
すことによってもっと跳べました。運動会前の最後の練習では今までで一番跳ぶ
ことができました。
そして、運動会当日。今まで練習してきた成果をすべて出し切って一位にはな
れなかったけど三位になりました。一位にはなれず残念だったけど、みんなで決
めた目標「一致団結」を達成することができたのでよかったです。そういった意
味で特別な三位になりました。
ただ、これからは運動会や何かの行事だけがんばるのではなく、普段の学校生
活もがんばりたいです。この経験を生かしてみんなで一致団結できるといいです。
（引用元：運動会生徒作文特集｜足立区立 第十三中学校）
3組最高!!
いよいよ体育祭当日がやってきました。頭にはみんなのメッセージが書いてあるハチマキ、腕にはリレーのバトンパスで見えるところに3組のシンボル“四葉のクローバー”。午前中の競技はあっという間に終わり、学級対抗種目のある午後になりました。
長縄跳びは、練習では20回以上跳べていました。私たちの目標は、30回、40回と、数を重ねること、集中して跳ぶことでした。そして、少し緊張した状態で私は入場門をくぐりました。
ピストルの合図でHが
「せーの、せーで!!!!!!」
と言い、5分間がスタートしました。いつも通り軽く10回は跳べる、と思った1回目、なぜか3組の縄は止まりました。その後も何度もチャレンジしたけれど、1回や2回で止まる記録。そして、その日の最高記録は13回でした。結果は3位。今まで頑張って練習してきたのに、本番で練習通りにいかず、とても悔しくて涙が出てきました。でも次にリレーがあると思い、気持ちを切り換えました。
ついにリレーです。私は、走るのがとても遅いけれど、今までで一番速く走るという決心をして走りました。リレーはどんどん進んでいきましたが、3組は他のクラスに抜かされ4位でした。けれども、あきらめる人は誰一人いませんでした。誰もあきらめずに一生懸命走り、応援しました。4位であっても、みんなの声援を受けあきらめず必死で走るIをみて、涙が止まらなくなりました。Iがゴールして、私が周りを見渡すと、私以外にもたくさんの人が泣いていました。
本当に悔しかったけれど、私はこのクラスで最後の体育祭ができて本当によかったと思っています。そして、一生懸命頑張ったクラスのみんなに、ありがとうと言いたいです。この悔しさを忘れずに、次の行事、合唱祭では絶対に最優秀賞を取りたいです。
（引用元：H26 体育祭を振り返って（三年生）｜高洲第一中学校）
終わりに
作文が完成したら、少しの時間寝かせて読み直してみましょう。歯切れの悪い場所や表現の過不足に気づくことができます。一生残る作文だからこそ、子供の感動をしっかり伝えられるように仕上げていってはいかがでしょうか。注意点は、親御さんが手を差し伸べすぎないことです。基本は子供の力で原稿を進めさせ、うまく完成をサポートしましょう。
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参考
H26 体育祭を振り返って（三年生）｜高洲第一中学校
運動会生徒作文特集｜足立区立 第十三中学校
運動会の感想文・作文の書き方！例文見本と臨場感を出す書き出しテクニック｜ママWALKER
運動会・体育祭の感想文はどう書けばいい？小中高校で使える書き方例文とコツ｜ジジキャッチコム
