日に日に成長していく子供たち。この今一瞬を記録しておきたいという気持ちでカメラを始めた人も少なくないのではないでしょうか。楽しんで撮っているけれど、カメラについて詳しいわけではない親御さん向けに、運動会で用意しておくべきレンズについてご紹介します。
もくじ
運動会、いつものレンズで大丈夫?
子供の初めての運動会、できるだけたくさん写真を撮ってあげたいものです。しかし、いつものカメラとレンズで大丈夫でしょうか? また、どうやってレンズを選べばいいのでしょうか。
保護者席からの距離でレンズを選ぼう
運動会の会場が広いほど、競技エリアと保護者エリアの距離は遠くなります。自分で競技を見ているとそこまで遠く感じられなくても、写真に収めてみるととても遠くを撮ったようになってしまうかもしれません。
子供の姿をしっかり捉えたいなら望遠レンズ
そのため、本当に小規模な運動会以外では、望遠レンズを用意しておくといいでしょう。
望遠レンズは、写すことのできる角度(画角)がとても狭いレンズです。一眼レフの標準レンズよりも狭い範囲しか写せません。その代わり、遠くにあるものを大きく写すことが得意です。
参考
レンズレッスン – Lesson1:ズームレンズ | ニコンイメージング
300mm?400mm?望遠レンズは何を選べばいいの?
さて、ECサイトで望遠レンズを検索してみましょう。あまりにたくさんの種類があるので、どれを選べばいいのか分からなくなってしまいそうです。
焦点距離が大きい=遠くまでズームできると考えよう
望遠レンズの商品名には、型番と一緒に数字が書いてあります。
こちらの商品には「70-300mm」とあります。これはレンズの「焦点距離」を表します。学校で習った「焦点」のことを思い出してください。レンズを通った光は屈折して、あるポイントで交差します。これが焦点です。
単焦点以外のカメラレンズは、長さを変えることによってこの焦点の位置を移動させることができます。上記のレンズの場合は最大で300mmとなります。
焦点距離が長くなると、画角がその分狭くなります。前項で説明した通り、画角が狭いレンズが望遠レンズです。「焦点距離の数字が大きい=遠くまでズームできる」と考えれば間違いがありません。
参考
レンズってなんだろう?|キヤノンサイエンスラボ・キッズ
あまり広くない会場なら200mmくらいで大丈夫!
会場があまり広くないなら、焦点距離は最大200mmくらいでも大丈夫です。
こちらの商品はCanon用のレンズです。比較的安価なので、運動会用に購入する親が多いようです。
小学校など、広い会場では焦点距離の大きいものを選ぼう
校庭が広かったり、会場を学校外で借りて運動会を行うような場合は、できるだけ焦点距離の大きいものを選んでおくといいでしょう。下記のNikon用レンズも比較的リーズナブルで人気があるようです。