つまづいてしまう人も多い逆上がり。そんな逆上がりはタオルを使えば簡単にできるかもしれません。この記事では、タオルを用いた逆上がりの練習方法について解説します。逆上がりに悩むお子さんを持つ親御さんは、ぜひ参考にしてください。
もくじ
逆上がりに挑戦する前に
逆上がりができるようになりたいからと、ひたすら逆上がりの練習ばかりしているのは、実は成功への遠回りになっているかもしれません。逆上がりにチャレンジする前に確認しておきたいポイントを4つ把握しておきましょう。
必要な筋力があるか確認しよう
逆上がりをするためには、まず最低限の筋力が必要です。そこで、こんなチェックをしてみましょう。まず鉄棒を握り、足を浮かせたまま、あごと鉄棒を同じ高さにします。この体制を10秒間保ってください。
これは、ダンゴムシのポーズと呼ばれ、この体制が10秒間ほどキープできれば、逆上がりができるだけの筋力が備わっていると言えるでしょう。
後ろに回転する感覚を身につけよう
逆上がりに取り組む前に、次の2つの運動を使って後ろに回転する感覚を身につけましょう。
マットで後ろ回り
小学校のマット運動などで行う後ろ回りは、逆上がりするときの感覚を身につける効果があります。ただし、固い床で後ろ回りを行うと、首を痛めてしまう可能性があるので、まずはマットや布団の上で練習しましょう。
座ったまま足を振り上げる
片足で地面を蹴り、もう片方の足を頭の上に持ってくるという逆上がりの基本動作を、座ったまま繰り返してみましょう。このような動きで、地面を蹴り後ろに回る感覚を養います。
鉄棒に慣れよう
逆上がりに取り組む前に、次のような2つの運動で、鉄棒に親しむことから始めてみましょう。
スズメのポーズ
このポーズは、鉄棒の上で体を支える練習です。腰の位置に鉄棒が当たるように体を持ち上げたまま、体を前方向に少し傾けるポーズです。この時、体が一直線になるように注意してください。
布団干し
鉄棒の上で、干されている布団のようなポーズです。このポーズをとることで、頭が逆さになる恐怖を取り除くことができます。ぶら下がっている時は、全身の力を抜いてリラックスしてポーズをとってみましょう。
鉄棒の高さを調節しよう
逆上がりをする際、とても大切なのが「身長にあった鉄棒で練習しているか」ということです。慎重よりも高すぎても低すぎても、スムーズな逆上がりを妨げてしまいます。
もっとも適切な鉄棒の高さは、胸と腰のちょうど中間くらいの位置に鉄棒が来る状態です。お子さんだけではなかなか確認しにくいと考えられますので、親が確認してあげると練習しやすいのではないでしょうか。