タオルを使えば逆上がりができる?コツや練習方法を徹底解説 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

タオルを使った逆上がりの練習方法

逆上がりを練習する前の準備が整ったところで、タオルを使った逆上がりの練習方法について述べていきます。

タオルの巻き方

まずは、タオルの巻き方について説明します。まず、長めのフェイスタオルを用意します。そして、タオルを背中に回し、脇の下から余ったタオルの両端を鉄棒にかけます。この時、鉄棒とお子さんの体がこぶし2つ分くらいの距離になるように調節してください。

長さが決まったら、タオルの端を鉄棒に巻きつけ、体側にあるタオルと一緒に固定します。この時、ガムテープを使ってぐるぐる巻きにするといいでしょう。

タオルには、子供の体重が大きくかかりますから、外れないようにしっかりと固定をしてください。

逆上がりでの体の使い方のコツ

次に、タオルを使って逆上がりの練習をする際の、体の使い方のコツについて述べていきます。

蹴り上げる足の位置

逆上がりをするには、地面を蹴り上げた力をそのまま「回転する力」に変換しなくてはいけません。そのため、地面を蹴る足をどの位置に置くかが、逆上がりの成功に大きく関わってきます。

最も逆上がりをしやすい足の位置は、鉄棒の真下より少し前の位置です。この位置をとると、最も蹴り上げた力の多くを回転する力に変換することができます。

そこで、お子さんと逆上がりの練習をするときは、地面を蹴る足の位置に目印をつけて練習するといいでしょう。そうすることで、自然と正しい位置で地面を蹴り上げることができます。

鉄棒を引き寄せる

逆上がりで地面を蹴り上げる時は、ひじを軽く曲げて行いましょう。こうすることで、自然と体と鉄棒の距離が近くなります。タオルで練習する際は、タオルの長さ以上に体から鉄棒が離れることはないので、自然とひじを曲げて逆上がりをすることができます。

ひじを曲げて回れないお子さんは、筋力が足りていない可能性があるので、前述のダンゴムシのポーズで筋力をアップするところから始めていきましょう。

あごを引き、目線はおへそ

上半身がそってしまい、鉄棒から離れると上手に逆上がりをすることはできません。そこで、目線の位置を気をつけましょう。あごを引き、目線をおへそに向けることで、自然と背中が丸まり、回りやすい体勢になります。

タオルで腰の部分を支えると、背中が反りにくくなるでしょう。

足を蹴り上げる方向

逆上がりができない子供の多くは、足を斜めに蹴り上げてしまっています。このようにすると、せっかくの力を殺してしまうことになり、うまく回ることができません。

そのため、蹴り出した足は上方向に蹴らなくてはいけません。タオルを利用すると、斜めに蹴りにくい体制になるので、より正しい方法で地面を蹴ることができます。