大学で読書感想文が課題として出されたとき、どんな本を読んで、どのように文章を書けば良いのでしょうか? 当記事では、大学生の読書感想文におすすめの本と、読書感想文の書き方のコツをご紹介します。
もくじ
大学生の読書感想文の本の選び方
まずは、大学生が読書感想文を書くにあたって、どのような本を選ぶべきなのか、具体的な作品名も含めてご紹介します。
大学生の読書感想文の本を選ぶポイント
多忙な大学生が読書感想文を書くときは、できるだけ有名な本を選ぶと良いでしょう。インターネットであらすじを確認し、気になった箇所を選定して読み、文章や会話をメモに取っておくと、短時間で読書感想文を書き上げられます。もちろん、すべて読むことに越したことはありません。そして、その本の背景を知ることで、読書感想文により深みが出ますので、ぜひ調べてみましょう。
大学生の読書感想文におすすめの本5選
では、大学生の読書感想文におすすめの本を5冊紹介します。ぜひ参考にしてください。
『翔が如く』(文藝春秋)
著者:司馬遼太郎
大学生の読書感想文におすすめの理由
「翔ぶが如く」は主に西郷隆盛や大久保利通など、鹿児島出身の明治維新の立役者達を軸に物語が進んでいきます。なぜ西郷と大久保は親友同士であるにも関わらず決別せざるを得なかったのか、そしてなぜ西郷は日本最後の内戦、西南戦争を引きおこしたのかが司馬遼太郎独特の人を引き込む筆致で描かれます。近代日本の黎明期を深く知るのに外せない本だからオススメです。
(引用元:大学生の読書感想文におすすめの本42選|BOOKCASE))
例文
日本の歴史を学ぶ上で、明治維新を成功させた西郷隆盛が、どうして新政府に反発して反乱を起こしたのか。今なお西郷隆盛が多くの人に愛される理由は何なのかが知りたくなって、この『翔ぶが如く』を手に取った。西郷隆盛と大久保利通の対立を軸に話が進み、大久保利通の暗殺で結する。近代日本史における重要人物が数多く登場し、日本の黎明期ともいえる明治維新を深く知ることができるこの本は、この先の私の人生に多大な影響を与えるだろう。
『坊っちゃん』(新潮社ほか)
著者:夏目漱石
大学生の読書感想文におすすめの理由
『坊ちゃん』は坊ちゃんを初めマドンナ、赤シャツ、山嵐と登場人物が個性的で、義理人情やイタズラ、暴力騒ぎとバリエーションに富み、読み応えのある展開になっている。また舞台も学校なのでその点でもイメージを掴みやすい。 それぞれの内容をどう感じたか、自分にとって坊ちゃんは良い先生なのか、現代にもし坊ちゃんが居たら…など、読書感想文のテーマを考えやすい作品だと思う。
(引用元:大学生の読書感想文におすすめの本42選|BOOKCASE))
例文
『坊っちゃん』は、登場人物が皆個性的で、魅力に溢れている。登場人物達の息遣いが感じられるかのような文章の語り口は、この本が時代を超えて愛される所以だろう。中でも、主人公の坊っちゃんは、現代では珍しいほど実直な性格だ。人の善悪の基準について感じ取り、まっすぐで正義感が強い。
坊っちゃんは、その性格故に家族からも疎まれるが、現代においても漫画やアニメの主人公は坊ちゃんのような性格のキャラクターが多いのではないだろうか。つまり、坊っちゃんは、良くも悪くも周りに大きな影響を与える性格の持ち主だということだ。