子供が不登校になってしまい、どうしたらいいかわからない親御さんもいるのではないでしょうか。子供が不登校になった時の選択肢の1つとして、フリースクールがありますが、費用が高く行きたくても通えないという声もあるのが現状です。当記事では、フリースクールへの通学にかかる費用について詳しく紹介します。
もくじ
フリースクールにかかる費用の種類
フリースクールに通うのに必要な費用をまとめました。
入学金と授業料
フリースクールの規模や内容により金額は違いますが、ほとんどのフリースクールで入学金、また月ごとにかかる授業料が必要です。2015年に文部科学省が発表した「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」によると、平均の入学金と授業料は以下のとおりです。
■月ごとの授業料:約3万3,000円
■入会金:約5万3,000円
月ごとの授業料については、1〜3万円と3〜5万円とする団体・施設がそれぞれ40%弱を占めています。また、319件中の123の団体・施設は入会金を徴収していないという回答となりました。
私立の小中学校よりは比較的学費は低めですが、公立の学校と比べると高いと感じる家庭もあるのではないでしょうか。
交通費
フリースクールに電車やバスで通う場合は、交通費もかかります。住んでいる地域によっては、近くに行きたいフリースクールが見つからず、仕方なく家から離れた場所への通学を強いられることもあるでしょう。公共交通機関の定期券の購入などは、月々の授業料並みとはいかないまでも、大きな出費です。
イベントや旅行などの参加費用
フリースクールによっては、旅行や運動会、デイキャンプなどのイベントを企画して行っているところも多くあります。バザーや寄付などで活動資金を集める工夫をしているフリースクールもありますが、大きな金額が必要な場合は、それぞれの家庭で参加費を払う必要があります。