フリースクールの学費は意外と高い?タイプ別に学費を比較 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

フリースクールのタイプと学費

フリースクールにはいくつかのタイプがあり、それぞれのタイプによって料金システムや金額も違います。ここでは、タイプ別に学費を比較して見ていきましょう。

フリースペース型

フリースペース型は、学校に行けない子供たちの居場所を提供することを目的としたフリースクールです。固定的なカリキュラムや時間割などを持たず、子供たちがそれぞれのペースでやりたいことをしながら時間を過ごすところが多いようです。

ほとんどのフリースペース型では、月ごとではなく日単位や時間単位で料金を設定しています。入会金も5,000円以下と比較的安いところが多いようです。料金が日・時間単位なので、子供が希望するときだけ利用でき、費用も安く抑えることもできますが、毎日通いたい子供にとっては逆に割高になってしまう場合もあるのが特徴です。

月額通学型フリースクール

多くの月額通学型のフリースクールでは、事前に週に利用する回数などを選び、それにしたがって登校します。学習指導要領に基づいた学習支援や独自の学習プログラムなどを進めているところもあり、学校の出席扱いとなるフリースクールもあります。

月額通学型のフリースクールの授業料は、週1コースから週5コースなど、選んだコースによって異なる金額を支払うシステムが一般的です。金額はフリースクールの規模などによりかなり差があり、比較的大きなフリースクールでは、週5日コースで月額5〜6万円程度の授業料が必要なところもあります。

全寮制フリースクール

文字通り子供を施設に預け、集団生活を通して子供の自立を支援するのが全寮制フリースクールです。子供の生活リズム改善などに向けて、熱心に指導してくれます。全寮制ということで、かなり高額な費用が必要になるでしょう。入学金は10万円前後、月謝も10万円以上に設定している施設も多いようです。

訪問型フリースクール

通学が難しい子供のために、訪問支援を中心に行っているのが訪問型の特徴です。まずは子供の話し相手となり、勉強を教えたり一緒に外出したりしながら、子供の自立支援を促します。

訪問型のフリースクールでは、1回の訪問ごと、または週1コースなどを選んで学費を払うシステムなどフリースクールによってさまざまです。時間にもよりますが、1回の訪問費用は1万円〜1万5,000円程度が多いようです。