アルギニンの効能って何?アルギニンが多く含まれるおすすめの食品 - cocoiro(ココイロ)

アルギニンの効能って何?アルギニンが多く含まれるおすすめの食品

子供の成長に必要な栄養素はいくつかありますが、その中でも積極的に摂取したいアルギニンの効能について解説します。体内でも生成されていますが、子供は大人よりも生成できる量が少なく、食事から摂る必要があるため、どの食品に含まれているのか合わせて紹介します。

アルギニンの効能

アルギニンの効能
アミノ酸はヒトの体を作るために欠かせない栄養素の1つです。アミノ酸の分類では非必須アミノ酸ですが、体内で生成できる量はあまり多くありません。子供は成長するために大人よりも多くのアルギニンを必要としますが、体内で生成できる量は大人よりもさらに少なくなります。そのため体内にある分では圧倒的に不足してしまうので、意識して補う必要があるのです。

アルギニンにはどのような効果があるのかを見ていきましょう。それを知れば、子供にとってアルギニンがどれだけ重要なものかがお分かりいただけるはずです。

成長ホルモンの分泌を促進

成長ホルモンは育ち盛りの子供の成長を助ける役目があります。骨や筋肉の成長も、身長や体重を増やすのも成長ホルモンの分泌がスムーズであることが大切です。

アルギニンには成長ホルモンの分泌をサポートする働きがあります。体内で生成する分では足りないので、積極的摂取が欠かせません。アルギニンを摂取することで、成長ホルモンの分泌が盛んになり、成長を助けることができます。

成長ホルモンの分泌は1日のうちで、夜22時~2時までの時間に分泌量が増えると言われています。この間に眠っていないと成長ホルモンの分泌を妨げてしまいます。最近は夜更かしする子供が増えていますが、アルギニンを摂取しても睡眠不足では意味がありません。成長ホルモンの分泌を促進させるためにアルギニンを摂取して、成長ホルモンのゴールデンタイムに眠っている状態を作ることも大切です。

筋肉・骨格の成長を促す

身長を伸ばすには骨の成長に欠かせないカルシウムを摂るのがいいとされていましたが、最近になってカルシウムよりもアルギニンを摂取する必要性も見直されてきています。もちろんカルシウムも骨の成長には欠かせない栄養素ですが、成長ホルモンの分泌を促すアルギニンは身長を伸ばし体重を増やすのにも欠かせないものとなります。

アルギニンを摂取することで成長ホルモンの分泌を促し、それを筋肉や骨格の成長に役立てるのです。寝る子は育つと昔から言われているのは、ちゃんとした意味があるのです。特に育ち盛りは、成長ホルモンの分泌量により身長や体重も変わってきます。分泌が正常なら成長もスムーズですが、分泌量が少ないと身長が伸びず、体重も増えないなど成長障害を招く恐れがあります。

免疫力がアップする

子供は大人よりも免疫力が低い傾向にあります。これはまだ体が未完成だからというのもありますが、アルギニンは免疫力を高めるのにも役立ちます。アルギニンの摂取により成長ホルモンの分泌を促すとお話しましたが、これは免疫力アップにもつながっていきます。

成長ホルモンの分泌が盛んになれば、内臓の成長にも役立てることができます。細胞を活性化させるので、免疫細胞も活性化します。免疫細胞が活発になれば、免疫力もアップします。大人よりも低いとはいえ、免疫細胞が活発なら自然と免疫力もアップするので病気予防につながります。

免疫力が低いと病気にかかりやすく、回復までに時間がかかります。風邪でもなかなか治らず、症状が重くなりやすいので子供にとっては辛い状態となってしまうでしょう。アレルギーがある子供は、免疫力が下がるとアレルギー症状が出たとき重くなりやすいです。免疫力をアップさせるためにも、アルギニン摂取は欠かせないのです。

疲労回復を助ける

子供でも1日元気いっぱい活動すれば、体に疲労がたまります。夜ぐっすり眠ることでその間にたまった疲労を回復しますが、ここでもアルギニンが役に立ちます。アンモニアは疲労物質の一種で、運動をして疲れたと感じたときは血中のアンモニア濃度が高くなっているという状態です。

運動すると血液中のアンモニア濃度が高くなります。時間の経過とともにアンモニア濃度は少しずつ下がっていきますが、アルギニンを摂取することでアンモニア濃度を下げ疲労回復を助けることができるのです。さらに積極的にアルギニンを摂取していると、運動後に上昇しやすくなるアンモニアの濃度の上昇を抑える働きがあることも確認されています。

子供は普通に生活しているだけでも1日めいっぱい活動すれば、夜には疲れもたまっています。学校以外にスポーツをしている子供なら、もっと疲労が大きくなります。毎日アルギニンを摂取しておけば、疲労回復に役立つので意識して摂取するのがおすすめです。