子供が小学生になると、友達とお出かけをしたり、習い事の帰りにおやつを買ったり、少しずつ自分でお金を使う機会が増えてきます。子供にお小遣いを渡そうか考えたり、子供が正しくお金を使えるように金銭感覚について指導しなければと考え始める家庭も多いのではないでしょうか。
当記事では、今日の子供たちを取り巻くお金のあり方の変化と小学生からできる正しい金銭感覚を身につける方法をご紹介します。
もくじ
子供に「お金の教育」は必要?
子供たちを取り巻くお金の変化
少し前までは、おやつをお店で現金で買ったり、電車やバスの切符を現金で購入したり、子供たちは日常生活の中で「見える」お金を使う機会が多くありました。しかし、今日では電車やバスの移動、コンビニでの買い物など、あらゆる場面で電子マネーが利用されるようになったり、簡単に課金してスマートフォンでゲームを楽しむことができるようになるなど、子供たちの周りには「見えない」お金が増えてきました。
「見えない」お金は便利な一方で、お金と何かを交換するという体験やお金をどのくらい使っているかという実感を得る機会を減らしました。これからは「見える」お金と「見えない」お金の両方について正しく理解して使うことができる健全な金銭感覚を身につけることが重要になってきます。
子供のころから健全な金銭感覚を習慣にする
「お金の教育」と聞くと、難しく感じたり、あまり良い印象を持たない人もいるかもしれません。しかし、「お金の教育」とは、お金の管理方法や計画的な使い方、健全な金銭感覚など、将来子供が自立した生活を送っていく上で必要となる知識や経験を得ることを意味しています。
学校では算数で計算の仕方を学んだり、道徳でお金や働くことの大切さを学ぶ機会はありますが、子供たちが「お金の教育」を受ける機会は多くはありません。そのため、それぞれの家庭でできる方法を考えながら、日常生活の中で少しずつ健全な金銭感覚を身につけ、習慣にしていくことが大切です。