子供が考える力を育てるのはとても大切なことです。大人は考えるというのがどういうことかを分かっているので、子供に教えるとき自分目線で考えがちです。でも考えることがどういうことかを分かっていないと、ただ考えなさいと言われても戸惑います。子供に考える力をつけるトレーニング方法を知るだけでなく、子供目線で考えることも大切です。
もくじ
子供に考える力を育てるトレーニング方法
考える力は生まれつき持っている訳ではありません。成長する過程でさまざまな経験を通して学んでいくものです。子供に考える力をつけたい場合、習い事をさせるという選択肢もありますが、あらかじめカリキュラムが組まれていて、分からないことは講師が教えてくれるような環境では、子供の将来に役立つ考える力は身につきません。
自分でスケジュールを立て管理する
習い事は既にスケジュールが決められていて、何から何まで管理された状況下で行われます。考える力を身につけるには、子供が自分で考えることが大切です。スケジュールも人に決められたモノではなく、自分で決めてそれを実践します。子供にはまだ無理な場合は、親がサポートしますが、できる限り子供に任せましょう。
スケジュールを立ててそれを管理するにも、先を読んだり何かあったときどう対処するか考えておく必要があります。子供の場合は簡単なことでOKですが、自分でやることに意味があります。
着る服を自分自身で選ぶ
幼い子供にスケジュールを立てろと言っても少し無理がありますので、もっとハードルを下げましょう。毎朝その日に着る洋服を自分で選ばせるくらいなら、幼い子供でもできます。最初は適当に選ぶかもしれませんが、そのうち季節や着心地を理解できるようになれば、考えて服を選ぶようになります。
今日は何をするか、お母さんが横でアドバイスしながら選ばせるのもいいでしょう。お出かけするから帽子をかぶろう!など自分で考えて選べるようになれば、考えて選んだことを実感できます。
直接的な体験を多くさせる
考える力は経験を通して身につきます。最初は知らないので失敗もありますが、一度失敗すれば子供も学習しますので、次からは考えるようになります。体験は年齢によって内容を変えますが、最初は遊びを通して楽しみながらできることを選びます。
子供のためでも、押しつけになってしまうと子供は楽しめません。今は幼い子供でも体験できる教室や催しがたくさんあるので、機会があったらぜひ体験しに行ってみてください。
疑問に対する調べ物を一緒に行う
子供が疑問を持つのは自然なことです。大人には見慣れた光景でも子供には初めてのことなら、分からないことだらけです。こういうときこそ、子供に考える力を持たせるチャンスと考えましょう。
子供が疑問を持つのは自然であり素晴らしいことです。疑問を持つとそれについて何とかして答えを見つけようとします。親に質問することもありますが、簡単に答えを教えてしまうのはNGです。ただしヒントを与えて、子供が考えられるようにするのはOKです。その時親も一緒に考えてあげましょう。調べるときは親子で調べますが、子供ができることは手を貸さず見守りましょう。
親と一緒でも自分で調べて考えて答えを出すよう導けば、自信につながりますし達成感を味わえます。試行錯誤することを覚えれば、何か会ったときも自分で考えて対処できるようになります。