日商簿記2級におすすめの攻略法
難化している日商簿記2級におすすめの攻略法には、次のようなものがあります。
スケジュールは試験日から逆算して考える
日商簿記2級に限らずほかの資格や試験でも言えることですが、試験日から逆算して試験のスケジュールを調整していくと、効率的に試験対策を行えます。
例えば「2月25日までにテキストの100ページを読む」「3月31日までに過去問を5回分終わらせる」など、「何を」「いつまでに」といった具体的な目標を立てると勉強もはかどります。
特に学校や仕事が忙しいという人は、試験日から逆算して対策を練っておくと、その日にやるべきことが把握できるので、無理なく継続して試験勉強を進められるかもしれません。
参考書を7割以上理解できるまで繰り返し読む
日商簿記2級の合格には7割以上の正答率が必要と言われています。参考書を活用している人は、内容を7割以上「理解できた!」と実感するまで繰り返し読みましょう。
問題集で本試験に慣れておく
難易度がアップしているので、問題集に掲載されている問題をこなしても意味がないと思う人もいるかもしれません。
しかし、問題集に取り組むことで簿記2級の試験に慣れ、出題内容のポイントが分かるかもしれません。問題集を活用しましょう。
出題傾向が変更される前の過去問も解く
日商簿記2級の問題は、仕訳・財務諸表・工業簿記仕訳といった分野で出題されていますが、なかには数値だけ変更した過去の焼き直しの問題が出たという口コミ情報もあります。このことから、出題傾向が変更される前の過去問もチェックすることをおすすめします。
新出題傾向に対応、日商簿記2級におすすめの参考書&グッズ
こちらの章では、新出題傾向に対応した日商簿記2級におすすめの参考書やグッズを紹介します。
スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記/滝澤 ななみ(著)/TAC出版
2020年度の検定試験に完全対応した著書です。テキストと問題集が1冊になっているので、使い勝手も抜群です。短期間で合格できる構成になっており、説明にはイラストや図表が多用されているのでインプットしやすいのがポイント。総合問題のチェックテストには解き方の講義動画もついています。
スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記/滝澤 ななみ(著)/TAC出版
「スッキリわかるシリーズ」の日商簿記2級工業簿記に焦点を当てた著書で、テキストと問題集が一緒になっています。巻頭には、工業簿記の世界について分かりやすく解説した内容を盛り込んでいます。
簿記の試験には電卓が欠かせません。普段から使っている電卓の持ち込みもできます。
本格実務電卓/CASIO
カシオの本格実務電卓は12桁表示で税計算もできるので、日商簿記2級を受験するにはおすすめのグッズです。
慣れているマイ電卓なら、打ち間違いによる誤答を回避できるかもしれません。
まとめ
今回は、日商簿記2級が「難化」している理由を中心に、攻略法と試験突破のための参考書やグッズをご紹介しました。日商簿記2級は日商簿記3級より出題範囲が広く、より深い簿記の知識が必要とされます。
こちらの記事で紹介した情報をもとに、難易度がアップしている日商簿記2級を突破できるよう対策を考えてみてはいかがでしょうか。
参考
仕事で使える資格は何か~資格ランキング2016|NIKKEI STYLE
日商簿記検定試験はどのように変わるのか?|資格の学校TAC[タック]