簿記3級の受験料・日程・難易度
簿記3級の受験料や日程、難易度などの概要についても確認しておきましょう。
受験料
日商簿記3級の受験料は、税込みで2,850円(2020年2月1日時点)となっています。
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日程
日商簿記3級試験は年に3回実施されます。2020年度の日程は下記の通りです。
簿記3級試験の日程(2020年度)
- 第155回:2020年6月14日(日)
- 第156回:2020年11月15日(日)
- 第157回:2021年2月28日(日)
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合格率の推移
簿記3級の合格率は40〜55%で推移しています。開催回によって合格率が15ポイント近く違っているのが特徴です。
過去3年分(第145回〜第153回)の実受験者数(※)、合格者数、合格率を表にまとめました。
試験日・開催回 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2017年2月26日(第145回) | 80,832人 | 38,289人 | 47.4% |
2017年6月11日(第146回) | 80,227人 | 40,880人 | 50.9% |
2017年11月19日(第147回) | 88,970人 | 35,868人 | 40.3% |
2018年2月25日(第148回) | 78,243人 | 38,246人 | 48.9% |
2018年6月10日(第149回) | 79,421人 | 35,189人 | 44.3% |
2018年11月18日(第150回) | 88,774人 | 38,884人 | 43.8% |
2019年2月24日(第151回) | 80,360人 | 44,302人 | 55.1% |
2019年6月9日(第152回) | 72,435人 | 40,624人 | 56.1% |
2019年11月17日(第153回) | 80,130人 | 34,519人 | 43.1% |
※表中の実受験者数は実際に試験を受けた人の数
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難易度
簿記3級の難易度はどの程度でしょうか。合格率は回によって開きがありますが、おおむね50%前後で推移しています。2級(12〜25%程度)、1級(10%前後)と比べると高い数字です。出題レベルは基礎的な内容ですから、しっかりと勉強していれば合格はさほど難しくありません。学生で合格する人も多くいます。
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簿記3級の勉強方法
市販のテキストや問題集を使ってしっかりと勉強すれば、独学でも合格できます。集中的に学習すれば1ヶ月ほどで合格することも可能です。ただ、基礎が固まっていないとせっかく学んだ知識が実務で使えなかったり、2級、1級レベルに挑戦するときにつまずいたりしかねません。合格後を見据えて継続的に学習することをおすすめします。独学が不安という人は、対策講座を受講するという選択肢もあります。
まとめ
簿記3級は商業簿記の基本が身についていることを証明する資格です。持っていれば就職・転職が必ず有利になるわけではありませんが、一定のアピールにはなるでしょう。簿記の知識自体は汎用性が高く、ビジネス全般で使えるものなので、資格を取得することのメリットはあります。しっかりと勉強すれば独学でも合格可能でしょう。資格取得の学習を通じて得た知識は将来のキャリアを考えても決して無駄にはなりませんから、興味のある人は受験してみてはいかがでしょう。
参考
簿記3級はどんな資格?就活で本当に有利になるのか?|就活市場
経理に詳しくなれる簿記3級とは?取得するメリットと勉強方法|Foresight