独学におすすめの勉強方法
最後におすすめの勉強法・教材をご紹介します。参考書や過去問集を1・2冊購入するのが望ましいですが、無料の勉強サイトを利用することも可能です。
参考書→市販の過去問
はじめての人の簿記入門塾―まずはこの本から!
なぜ簿記が必要かという、超入門の入門から記述されていて、そのような執筆・編集の態度には大満足です。
ですので、簿記に触れたことがない人が学んだり、簿記を忘れてしまった人が思い出すのに、最適な本であると思います。
簿記の流れ(処理の順序)も、流し読みをするだけで理解できると思いました。
ほかの方も書かれていましたが、読み物としても面白いです。
また、この本の肝はやはり「仕訳」であり、仕訳の基本について、この本は、一流の参考書であると私は考えます。「仕訳」にページ数を割いているのも良いことだと思います。具体例が多いのも良いです。
(引用元:簿記の流れと、特に「仕訳」を理解するのに良い本|Amazonカスタマーレビュー)
簿記の勉強がまったく初めてという人は、まず「そもそも簿記とは何なのか」という解説を読んで考え方を理解するところから始めましょう。『はじめての人の簿記入門塾―まずはこの本から! 』は簿記の考え方や仕訳についての解説が豊富で初心者に分かりやすいと人気です。
合格するための過去問題集 日商簿記3級 ’20年2月検定対策 (よくわかる簿記シリーズ)
第1問から第5問までの詳しい解き方や過去問も10年分収録していますので参考書である程度基礎を入れた後に学ぶと理解しやすいと思います。初心者でも理解しやすい過去問集であることは間違いないです。
(引用元:良い|Amazonカスタマーレビュー)
合格テキスト 日商簿記3級 Ver.11.0 (よくわかる簿記シリーズ)
用語が理解できることと、実際に帳簿が付けられることは少し異なる能力です。そのため仕訳や財務諸表の例題に取り組める参考書も入手しておくと良いでしょう。数学で言うところの基礎力をつけるための計算問題のようなものです。これらは次の項で取り上げる無料の勉強サイトでも入手できます。
最後に過去問に取り組みましょう。過去問を購入するときは直近の試験範囲改定箇所に対応している問題集かどうかを確認してください。日本商工会議所は過去問を一般に公開していません。そのため実際に試験に使われた過去問を入手したい場合は書籍を購入することになります。
無料の勉強サイト
「簿記検定ナビ」では簿記3級に出題されやすいものを中心に仕訳問題をPDFで配布しています。計算ドリルのような使い方ができるので利用してみてください。
無料学習サイト「Study Pro」では、ガイドに従って簿記の基礎から試験対策までの勉強をすることができます。ログインすると残り勉強時間が表示されるシステムなので、スケジュール管理にも役立てられます。
両サイトとも、独自の試験対策予想問題を配付しています。これらを過去問代わりに使って勉強する人もいるようです。あくまでも独自の予想問題集ですので、確実に傾向と対策を知りたい人は過去問集を購入するようにしてください。
なお、日本商工会議所は過去問の代わりにサンプル問題を配布しています。これも活用すると良いでしょう。
参考
日商簿記検定3級&2級 予想問題「簿記ナビ模試」の無料配布ページ|【簿記検定ナビ】
サンプル問題(2019年度以降適用出題区分表対応)|商工会議所の検定試験
まとめ
独学で簿記3級合格を目指す人向けに独学の目安時間・コツをお伝えしました。覚えたことを忘れないためにもコツコツと取り組むことがポイントです。スケジュール管理を忘れずに頑張ってください。
参考
簿記3級合格を目指すならTACの「3級合格本科生」|簿記|資格の学校TAC[タック]