簿記3級は独学で合格可能?気をつけるポイントと勉強方法 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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簿記3級は独学でも合格できるといわれます。「簿記ってまったくやったことないんだけど大丈夫かな?」「何年も勉強しなければいけないの?」本記事ではそんな疑問にお答えします。勉強時間の目安や教材・勉強方法を知りたい方はぜひ読んでみてください。

簿記3級は独学でもできる?

簿記3級は独学だとどのくらい勉強しなければならないのでしょうか。実は、資格試験の中では比較的短い勉強時間で合格を狙える検定です。

講座に通うなら1〜3ヶ月が目安

各資格予備校・講座が公表している合格までの総勉強時間数は以下のようになっています。

予備校 時間数
LEC 90
TAC 60~80
フォーサイト 100〜120

対面もしくは映像配信の授業を受けつつ復習や対策問題を進めるというスタイルで、短くて60時間、長いと倍の120時間という予想が出ています。1日1時間以上毎日欠かさずに勉強して2〜4ヶ月というスケジュール感です。

簿記3級の無料学習サイト「Study Pro」が目安として表示している総勉強時間は65時間ほどです。講座を受講する場合はていねいな授業が受けられる一方、独学するよりも勉強時間が長くなる傾向にあるといえるでしょう。

参考

級ごとの難易度と特徴 – 日商簿記|LEC東京リーガルマインド

[試験・学習]日商簿記検定試験合格にはどのくらいの学習時間が必要ですか?|TAC

簿記2級の合格に必要な勉強時間(学習時間)はどのくらい?|フォーサイト

【簿記3級独学】無料学習サイト(勉強方法・問題・予想模試)|【Study Pro】 

集中力を保てるなら十分可能

簿記3級の試験は、毎年2・6・11月の年3回行われます。試験と試験の間隔は平均で4ヶ月です。各資格予備校・講座が算出している勉強時間目安と見比べてみると、試験と試験の間に勉強を終わらせることが十分可能であることが分かります。

緊張感がないとなかなか勉強ができないという人の場合は、先に申し込みをすませてしまってから勉強を始めるということも可能です。

独学で気をつけるべきポイントは?

「全部で60時間程度なら自分でも独学できる気がしてきた!」という人も多いのではないでしょうか。続いては独学だからこそ注意したいポイントの紹介です。

用語を正確に覚える

会計用語は特殊なものが多くあります。「借方」「貸方」の区別や勘定科目の名前など、ある程度は暗記しなければ使いこなせないものがありますので、正確な知識を持つようにしましょう。

勘違いをしていないか、定期的に参考書などで確認する

基本的な知識を学んだら、実際に仕訳の問題に挑戦して実力をつけていくことになります。この段階でも、「この用語はどういう意味だっけ?」「借方と貸方はどっちだっけ?」と悩んだら必ず正確な意味を再確認するようにしてください。

勘違いをしたまま学習を続けてしまうとやり直しに時間がかかってしまいます。多少面倒でも練習問題の解説をきちんと読んだり、用語集を読み直したりする時間を取りましょう。

出題傾向を把握する

仕訳問題を迷わずにできるようになれば、簿記3級で出題される商業簿記の知識はほぼついていると考えて良いでしょう。ただし試験にはシンプルな仕訳以外の問題も出題されます。

第1問 仕訳問題
第2問 帳簿や勘定、補助科目
第3問 財務諸表など
第4問 伝票もしくは帳簿
第5問 精算表や財務諸表など

上記はおおよその出題傾向です。仕訳だけでなく貸借対照表などの読み方、書き方も把握しておく必要があります。

簿記3級には出題されやすいポイントがいくつかあるといわれています。それらの傾向と対策を把握するには過去問を繰り返し解くのが効果的です。簿記は2019年に出題範囲が改定されたばかりですので、改定後の過去問は特にしっかりと取り組んでおきましょう。

参考

日商簿記検定3級の過去問分析|【簿記検定ナビ】