履歴書に好きな学科を書くときの注意点
履歴書に好きな学科を書くときには、注意しなくてはならないことがあります。こちらの章では、その注意点について解説します。
主要5教科以外を中心にピックアップするのを避ける
主要5教科より体育や美術などの実技教科が得意だという人の場合、「好きな学科は体育(または美術)」でまとめたくなりますが、主要5教科以外を中心にアピールするのはあまりおすすめできません。採用担当者によっては、応募者の今までの学生生活で勉強したことが見えてこないため、マイナスポイントになる可能性があります。
好きな学科を多く書きすぎず、1つに絞る
就活生の中には、好きな学科が複数あるという人もいるかと思いますが、履歴書に書く内容は1つに絞るのが妥当でしょう。その方が、アピールするときに内容にまとまりがあります。
好きな学科を複数取り上げてしまうと、文章全体が締まらない印象になってしまい、アピール部分が相手に伝わりづらくなる可能性があります。好きな学科で確実にアピールしたいのであれば、ピンポイントに絞った方が良いでしょう。
好きな学科がなくても「特になし」は書かない
実際のところ、好きな学科が特にないという人もいるでしょう。その場合、履歴書に「特になし」とそのまま記載すると、採用担当者は「学生時代、何を学んだの?」と疑問を持ってしまうのではないでしょうか。
このような場合は、これまで受けてきた学科の中でも、特に印象的だった学科や、高い評価を得た学科をピックアップして書き記すことをおすすめします。
また、企業のグローバル化が進んでいるという背景もありますから、英語関係の学科を好きな学科として書くのもおすすめです。
参考:履歴書に書く好きな学科の例文
これから履歴書を書くにあたり、先輩たちが好きな学科の理由などをどのように書いて就職活動を乗り越えたか知りたい方もいるでしょう。
下記のとおりに例文をピックアップしたので、参考にしてみてください。
好きな学科が文系科目の場合
私の好きな学科は国語です。両親共に小説が好きだったのでその影響を受けて私も読むようになりました。エンターティメントだけではなく純文学などジャンルを関係なく読んでいるうちに、言葉の面白さに興味を持つようになりました。大学では文学部の国文学科に進学し、高校から大学まで小説サークルにも入り、日本語の面白さについて研究を行いました。
(引用元:「好きな学科」の書き方|記載目的やポイントを紹介【例文付き】| 就活の未来)
好きな学科が理系科目の場合
私が好きな学科は理科です。大学では理工学部で機械工学を学びました。子供の頃からロボットや自動車、飛行機など機械に興味を持っていました。本格的に好きになったきっかけは幼い頃、町工場が開発したロケットが飛んだというニュースを見た時です。自分もロケットを飛ばしてみたいと思うようになりました。
(引用元:「好きな学科」の書き方|記載目的やポイントを紹介【例文付き】| 就活の未来)
まとめ
今回は、履歴書に記載する「好きな学科」欄の内容を充実させるポイントや、注意点について触れました。
好きな学科を履歴書に書くことは、採用のミスマッチ回避をはかるほか、就活生の個性を知りたいという企業側の思いも含まれています。履歴書に好きな学科を書くときは、なるべく主要5教科を書くようにし、特別な理由がなければ体育や美術といった実技系は選ばないようにしましょう。内容をうまくまとめてアピールするためには、学科を1つだけ選ぶようにすると良いです。
この記事を参考にして、採用担当者にうまくアピールできる履歴書を書いてみてください。
参考
「好きな学科」の書き方|記載目的やポイントを紹介【例文付き】 | 就活の未来
履歴書の得意科目の書き方とは?例文やコツをご紹介|転職Hacks