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簿記1級は、合格率10%を下回る難易度の高い資格試験です。独学で合格するのであれば、自分に合った良いテキストを選び、最低でも3周する根気が必要です。今回の記事では、簿記1級のおすすめテキストと選び方、勉強法をご紹介します。
もくじ
日商簿記1級テキストの選び方
簿記1級のテキストを選ぶときの3つのポイントをご紹介します。実際に手に取って内容を確認すること、自分が「見やすい」「分かりやすい」と感じるものを選ぶこと、最新版かどうかチェックすることがポイントになります。
手に取って自分に合ったものを1冊だけ選ぶ
簿記1級の試験範囲は広く、内容も難しいため、力を分散させることにはリスクしかありません。テキストによって解説が異なるため、混乱を招く原因にもなります。テキストは1種類に絞って徹底的に取り組むのがおすすめです。
また独学で学習を進める場合は、自分のペースで学習することができる反面、ペースを自分で作っていく必要があります。だからこそ、テキストの「読みやすさ」や「見やすさ」が大切です。自分に合ったテキストを選ぶには、実際に書店に足を運んで中身に目を通すことをおすすめします。
解説がていねいなものを選ぶ
実際にテキストを手に取ったときに確認してほしいのが、解説を読んで理解できるかどうかです。簿記1級には専門用語や難しい論点も多く出てきます。知識がついてくれば分かるようになるものもありますが、平素な言葉で書かれているに越したことはありません。
また、図解や表などの色使いやレイアウトが見やすいかも確認しましょう。ビジュアル的な見やすさは、勉強のモチベーションを保つためにも重要なポイントとなります。
最新版を選ぶ
最後は、最新版を選ぶことです。当たり前と思えるかもしれませんが、Amazonや楽天booksなどの通販サイトを見ると、過去のバージョンの方がレビューが多く集まり評価が高いこともあります。しかし、試験内容や傾向は少しずつ変わっていくので、最新の情報を取り入れたテキストが最適です。必ず、シリーズ中の最新のものかを確認してから購入しましょう。
日商簿記1級おすすめテキスト5選
続いて、簿記1級のおすすめテキストをご紹介します。4つの試験科目にそれぞれ対応しているテキスト、基本と応用に分かれているテキストなど、それぞれ特徴が異なる5つのテキストをご紹介します。
スッキリわかる日商簿記1級 シリーズ
スッキリわかる日商簿記1級シリーズは、「損益会計編」「資産・負債・純資産編」「その他の個別論点・本支店・C/F編」「企業結合・連結会計編」の4種類が出版されています。特徴は、テキストだけでなく問題集もついている点です。インプットした内容をすぐに問題集でアウトプットでき、定着度が高まります。
また、専門用語をやさしく一般的な言葉を使って解説しているため、スラスラと読み進めることができるのが魅力です。
合格テキスト 日商簿記1級 シリーズ
合格テキストは、TAC簿記検定日商簿記1級講座の公式教材で、全3巻からなっています。特徴は、図解や表が豊富で見やすいこと、理解のレベルに合わせて「発展」「補足」「参考」の3種類の解説があること、例題を使って理解度のチェックができることです。
また、同じくTAC出版が作っている『合格トレーニング』の問題集を併用することで、より知識の定着度が高まります。
究極の計算と仕訳集 日商簿記1級 シリーズ
簿記1級の試験科目の中でも「商業簿記」と「会計学」の全範囲を1冊でカバーした参考書です。特に、会計基準は変化していく内容を多く含んでいるため、覚える内容も変わります。そんな変化の多い会計学の最新情報が反映されています。
また、左ページに問題、右ページに解説・解答というレイアウトになっており、見開き1ページで学習を進められるよう工夫されています。さらに、B6判のコンパクトサイズなので持ち運びにも便利です。
サクッとうかる日商1級 シリーズ
簿記・会計の資格試験の対策書籍、インターネット上のWEB講座を提供しているネットスクールが出版している参考書です。簿記1級は、12巻のシリーズに分かれています。分野とレベルによってテキストを使い分けることで、範囲が広く、内容が難しくて学習が進まないという悩みを解決しています。
「基礎を効率的に、確実に身につける」ことを重視しているため、とにかくテキストを進めるにはおすすめです。1冊約2,000円ですが、無料会員登録をして12冊すべて購入するとセット割引が適用されるため約21,000円で購入が可能です。
参考
日商簿記1級に合格するための学校 とおる簿記シリーズ
こちらもネットスクールが出版している参考書です。基礎編I、IIと完成編に分かれており、基礎編で全範囲の約70%がカバーできるよう作られています。さらに、完成編は難問や過去問レベルに対応しているため、3冊セットで学習すれば合格への道が見えてきます。
内容は本格的ですが、分かりやすい表現や喩えが豊富なので無理なく学習を進めることができます。段階的に過去問のレベルまで到達できるのもおすすめのポイントです。先ほどご紹介した「サクッとうかるシリーズ」よりも内容の網羅度は高いです。