【項目別】書き方のポイント
最後は、履歴書の学歴欄以外のポイントを解説します。履歴書に書き慣れていない方や、履歴書が通らず面接にまでたどり着かないという方は参考になさってください!
志望動機・自己PRは具体的に!
履歴書は、名前の通り「履歴」を知るためのものですが、志望動機や自己PR欄もあります。特に、学歴を重視しない会社では志望動機や自己PRで、企業への熱意や人柄をアピールする必要があります。
人事担当者の印象に残るためには、具体的な内容を盛り込むことが重要です。「コミュニケーション能力」や「主体性」「チャレンジ精神」「協調性」という言葉も大切ですが、抽象的なものでも構いません。これらの抽象的な言葉の理由や根拠となる具体的な経験・エピソードや実績となる数字を書くように意識しましょう。そうすることで、抽象的な誰もが使う言葉にオリジナリティが生まれます。
趣味・特技は会話の切り口にする意識を!
趣味・特技を書く場合は、面接を見越した会話の切り口となるように意識しましょう。人事担当者は、面接で「人柄」や「社風と合うか」を見ています。趣味・特技は、それらを知るには最適な項目なのです。
どんなことが趣味・特技であるかよりも、どこまで内容について語ることができるかを重視して書きましょう。
趣味・特技については、こちらの記事で詳しく解説しています。
本人希望は絶対条件のみ!
本人希望は、絶対に外すことができない条件だけを記入しましょう。考え方としては、他の条件がどんなに魅力的でも、この条件だけは譲れないというもののみにするのです。絶対条件は人によって異なりますが、いくつか例をご紹介します。
【絶対条件の例】
- 勤務地が片道1時間を超える場合(家族との時間を大切にしたいから)
- 週末の勤務がある(週末は他にやるべきことがあるから)
- 給与が今の仕事よりも低い(給与アップが転職の理由だから)
- 残業がある(子育て中なので残業ができないから)
絶対条件がない場合は、「貴社の規定に従います」と明記しましょう。空欄や「特にありません」はNGです。
本人希望については、こちらの記事で詳しく解説しています。
免許・資格は関連性の高いものを!
免許・資格は、応募する企業や業界、希望する職種との関連性の高いものを優先的に書きましょう。外資系の企業で、英語を使う可能性が高いようであれば、英検やTOEICなどの語学の資格を優先的に書きます。
基本的には、免許・資格欄にすべて収まるようであれば、所持している免許や資格をすべて書くのがおすすめです。ただ、免許や資格の価値は相対的なものです。例えば、外資系の企業での「TOEIC700点」の評価と、海外展開をしていない企業での「TOEIC700点」の評価は異なります。企業研究をすることで、ある程度は取捨選択することをおすすめします。
まとめ
専門学校の学歴は、履歴書に明記する必要があります。なぜなら、専門学校は文部科学省が認可している正規の学校だからです。また、浪人や留年をした場合は、学歴欄に明記する必要はありませんが、中途退学や休学をした場合は、明記する必要があります。今回の記事が、過不足ない履歴書を書く参考になれば幸いです。
参考
履歴書の専門学校の書き方【見本あり】グッと高まる記入方法|転職リード
履歴書の学歴欄。専門学校を卒業した場合の書き方は?|ハタラクティブ
履歴書の学歴の書き方「全てのパターン」見本付き|人事担当が解説!|Career Sign
履歴書の書き方マニュアル完全版! 履歴書の見本(サンプル)・作成方法|マイナビ転職