日商簿記検定のおすすめ参考書
最後は、日商簿記検定のおすすめ参考書を3冊ご紹介します。参考書と過去問題集がありますので、学習状況に合ったものを見つける際の参考にしてください。
スッキリわかる 日商簿記3級 第10版(TAC出版)
簿記初学者におすすめなのが、「スッキリ」シリーズです。特徴は、分かりやすい説明と豊富なイラスト・図表です。猫のキャラクターであるゴエモンの疑問を解決していくというストーリーがあるので、文字を読むのが苦手な人でも取り組みやすいテキストです。
また、テキストと問題集が一緒になっているので、問題を解くことで内容を理解できているかすぐにチェックすることができます。問題は、基本と応用に分かれているため、「1周目は基本だけ、2周目は応用をやる」というように学習状況に応じて問題を解くことができます。
そして、取り外し可能な総合問題(チェックテスト)がついています。チェックテストの解き方動画講座も視聴することができるので、総まとめに役立ちます。
スッキリとける 日商簿記3級 過去+予想問題集 2019年度(TAC出版)
1冊目に紹介した「スッキリ」シリーズの直前対策用問題集です。過去問題が6回分、予想問題が3回分収録されています。
特徴は、解説がシンプルで分かりやすい点です。重要な部分は「POINT」と強調されており、解答方法を示している部分は「LECTURE」として解説してくれます。また、答案用紙は別冊になっており、無料でダウンロードできるので何度でも解き直すことができます。
合格するための過去問題集 日商簿記3級 ’20年2月検定対策(TAC出版)
過去問題集でおすすめなのが、「よくわかる簿記シリーズ」です。特徴は、2019年11月の試験も含む、過去12回分の過去問題が収録されている点です。TACの現役講師が試験を分析し、回答解説をしているため、間違えたところの理解を深めながら学習することができます。
また、問題用紙と答案用紙が別になっており、試験問題が解きやすいのも特徴。さらに、答案用紙は無料でダウンロードできるので、何度でも解き直すことができます。
まとめ
日商簿記検定3級は、年3回実施されており、申し込みは各商工会議所によって異なります。また、合格率は40~50%台で推移しており、100点満点中7割以上を得点しなければ合格できません。初学者向けだからと言って慢心することなく、試験問題を確認し、合格までの勉強計画を立て、参考書を使って試験対策することをおすすめします。
参考
試験要項(受験料・受験資格など)|東京商工会議所検定試験情報
簿記3級の勉強方法 スケジュールの立て方からおすすめテキストまで紹介|JOBNET