迷宮ブラックカンパニー/安村洋平(著)/マッグガーデン
「働きたくない」という願望を抱くニートの主人公が、ふとしたことがきっかけで賃金が低く、かつ長時間労働が当たり前というブラック企業で働くことになったストーリーです。ファンタジー要素もありますが、主人公が切磋琢磨して行動する姿に共感の声も挙がっています。なお、こちらの漫画のキーワードは「社畜」です。
御影くんは帰りたい!/ミナヤマカエル(著)/KADOKAWA
主人公は、大量の書類など常にあり、顔にクマが出るほど疲れるような「超」ブラック企業の男子社員。そんな劣悪な労働環境で働いているなか、とある笑い声が鳴り響くくらいのポジティブマインドをキープする社員の影響により、ブラック企業で楽しく働くコツを見いだすストーリーです。
なお、こちらの漫画は、漫画配信サービスでも公開しています。
参考:ブラック企業のパワハラ関連ワード
参考までにブラック企業における、パワハラワードの抜粋を以下のようにまとめています。
仕事中のパワハラ言動
- 仕事が終わらないのはお前のスピードが遅いからだ
- その仕事、俺がやればあっと言う間に終わるよ
- みんなできるのに、なぜお前だけができないの?
- 結局他人のせいにするんだな、根性が曲がってるぞ
休暇関連のパワハラ言動
- 有給休暇? 会社の納得する理由がないと無理だよ
- え? 父兄参観? 奥さん暇なんだろ? 行ってもらえばいいんじゃないか
- 会社から支給された携帯には休みの日もちゃんと出るようにな
- 何? 風邪で病院? とりあえず俺が診るから会社へこい
世代が違う部下に対するパワハラ言動
- これだから、〇〇世代はダメなんだ
- 最近の若いヤツは~
「ブラックワード」「パワハラワード」などで検索をすると、その他たくさんのワードをチェックできます。
もし、上記のようなトークの中で、以上のワードを耳にしたら、「ブラック企業かも」という疑いを持ってもいいかもしれません。
参考
ブラック企業のバカが良く使うありがちな言葉「ブラックワード」|ブラック企業から転職サイトを活用して辞める方法
職場でパワハラになる言動6つ!被害者・加害者にならない方法も紹介|集団訴訟プラットフォーム enjin
ブラック企業の見分け方
ブラック企業を見分けるには、次の項目に当てはまるかどうかをチェックします。
- 求人広告の募集:求人募集期間が長い、条件が緩い、給与面に幅がある(例:年収250万~600万円、時給1,000~1,800円など)、給与が仕事内容の割に高いという感触があったならブラック
- 離職率:3年後離職率(3年前に入社した新卒者が3年間でどのくらい離職したかの割合)が高い場合ならブラック
- 口コミサイトの情報:会社の評判を元社員やパートや第三者がどのような投稿をしているか
- 会社の概要:会社の説明に関して内容が抽象的ならブラック
- 面接時間:面接が数分で終わってしまう、または雑談が多いとブラック
- 採用連絡:内定の有無の連絡が面接終了後、即連絡があった、または時間を要しなかった場合ならブラック
まとめ
ブラック企業は、社内で残業不払いや長時間労働だけでなく、パワハラおよびセクハラなどがごく当たり前のように発生している企業のことを指します。近年の『働き方改革』の影響により、ブラック企業は、ニュースでも社会問題としてもたびたび取り上げられており、子供から高齢者までの幅広い年齢層にも関心を集めています。
そして、ブラック企業の実態を知ったり、調べたりするには、ニュースや新聞から関連情報を入手できますが、口コミ情報で話題となった漫画を読んでみるのもおすすめです。ブラック企業のリアルさがより分かるようになるかもしれません。
参考
「ブラック企業」ってどんな会社なの?|Q&A|確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト|厚生労働省
長時間労働の削減に向けて – 確かめよう労働条件| 厚生労働省
就活生の9割が「ブラック企業」を意識 民間調査|日本経済新聞