ブラック企業大賞とは?2019年や歴代の受賞企業と選考理由

「ブラック企業大賞」をご存じでしょうか。労働問題に関心がある人にとっては年末の風物詩ともなりつつある賞です。各業界からその年に話題になったブラック企業をノミネートし、授賞式を一方的に開催するというブラック企業大賞。どのようなものなのかを本記事で解説していきます。

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ブラック企業大賞とは?

名前が非常に印象的なブラック企業大賞とはどのようなものなのでしょうか。まずは概要を解説します。

ブラック企業大賞実行委員会が選考

ブラック企業大賞は2012年から始まり、2019年まで毎年欠かさず開催されています。

ブラック企業の個別の事例はもちろんのこと、それら企業を生み出す背景や社会構造の問題を広く伝え、誰もが安心して働ける環境をつくることをめざして「ブラック企業大賞企画委員会」を立ち上げました。

(引用元:ブラック企業大賞とは | ブラック企業大賞

ブラック企業大賞はこのような問題意識から実施されています。ブラック企業によって不利益を被り、時には心身ともに被害を受けるのは従業員です。企業対個人という対立関係では、個人はどうしても不利になってしまいます。そのため、話題性のあるブラック企業大賞というものを開催することで、社会に対して定期的にブラック企業の問題を問いかけていくことを活動の主眼に置いています。

ブラック企業大賞を実施するに当たり、企業を選考する基準は以下のようになっています。

  1. 労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いている企業
  2. パワーハラスメントなどの暴力的強制を常套手段として従業員に強いる体質を持つ企業や法人(学校法人、社会福祉法人、官公庁や公営企業、医療機関なども含む)

(引用元:ブラック企業大賞とは | ブラック企業大賞

ブラック企業の定義はさまざまありますが、「ブラック企業大賞」でいうところのブラック企業はこのような定義になります。企業名を見るときの参考にしてください。

ブラック企業大賞の英語名

ブラック企業大賞の公式ブログによると、ブラック企業大賞の英語名は「”MOST EVIL CORPORATION OF THE YEAR” AWORD」となっています。直訳すると「本年の極悪企業賞」とでも言えばいいでしょう。日本語で「ブラック企業」というよりも直接的で、実行委員会がブラック企業をどのように考えているのかがよく分かります。

参考

ブラック企業大賞

2019年の大賞を知りたい!

さて、ブラック企業大賞が持つ問題意識を知るためには、実際に受賞した企業を見てみるのが早いでしょう。2019年の各賞を紹介します。

大賞

大賞は三菱電機株式会社(メルコセミコンダクタエンジニアリング株式会社)でした。メルコセミコンダクタエンジニアリング株式会社は三菱電機の子会社です。2017年に社員が過労自殺したとして、ニュースで頻繁に取り上げられていました。

三菱電機は、実は2018年のブラック企業大賞でも大賞を受賞しています。しかし翌年になっても問題が噴出しています。そのことから「不名誉の2冠」となったそうです。

参考

第8回ブラック企業大賞2019 ノミネート企業発表! | ブラック企業大賞

第8回ブラック企業大賞2019 授賞企業が決定!| ブラック企業大賞

特別賞

特別賞は株式会社電通と株式会社セブンーイレブン・ジャパンとなりました。どちらもニュースでよく目にした企業ではないでしょうか。

電通はこれまでに従業員の過労自殺が問題になっていたにもかかわらず、2019年には残業時間に関する違法行為が相次いで発覚しました。セブンーイレブン・ジャパンはアルバイト従業員の残業代不払い問題が発覚しました。また、フランチャイズオーナーに対する不平等な契約を迫る態度なども問題視されています。

#MeToo賞

2019年に話題になったハッシュタグ「#MeToo」を冠した#MeToo賞を受賞したのは長崎市です。市の幹部が性暴力の加害者になったことで受賞しました。ブラック企業大賞のホームページでは、市としての反省の態度が見られず、被害者に対する二次被害が発生していると断罪しています。

ウェブ投票賞

サイト閲覧者の投票による賞もありました。ノミネートされた中からユーザーが選んだのは楽天株式会社です。社員に対する物理的なパワハラが問題視されました。楽天は日本では大きなシェアを誇るECサービスを展開していますが、有名企業であることのインパクトが大きかったようです。

ノミネート企業

上記以外のノミネート企業を紹介します。

  • KDDI株式会社
  • 株式会社ロピア
  • トヨタ自動車株式会社
  • 吉本興業株式会社