専門学校の入試方法は5つある!入試のポイントや出願日程をご紹介! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

専門学校の入試方法は、一般入試・推薦入試・AO入試・特待生入試・社会人入試の5種類です。一般入試であれば学科試験が重視され、推薦入試では高校の成績や人柄が重視されます。今回の記事では、専門学校の特徴と、各入試方法の特徴・出願開始日程をご紹介します。

専門学校の3つの特徴

専門学校とは、学校教育法で定められている専修学校の中の、専門課程を提供する学校を指します。平成29年度時点では、全国に約2,800校存在しており、約58万9千人が学んでいます。これは大学に次ぐ規模で、これまでに950万人以上の卒業生を輩出しています。

参考

専門学校とは|文部科学省

修業年限は2年以上が多い

専門学校の中でも、最新の実務や知識・技術・技能を身につける実践的な職業教育に取り組む学科を「職業実践専門課程」として文部科学大臣が認定しています。平成30年2月時点での認定学校数は、954校です。(全体の約33.8%)

職業実践専門課程の認定を受ける条件は、以下の6点です。

  • 修業年限が2年以上
  • 総授業時数が1,700時間以上または総単位数が62単位以上
  • 企業等と連携体制を確保して、授業科目等の教育課程を編成
  • 企業等と連携して、演習・実習等を実施
  • 企業等と連携して、教員に対し、実務に関する研修を組織的に実施
  • 企業等と連携して、学校関係者評価と情報公開を実施

また、大学への編入が認められる「専門士」の称号が付与されるには、修業年限が2年以上必要になります。そのため、2年以上の専門学校が多い傾向があります。

参考

これからの専修学校教育の振興のあり方検討会議(第8回)|文部科学省,P2

「職業実践専門課程」の認定状況|文部科学省

実践的な授業内容

専門学校が持つ大学との大きな違いは、実践的な職業教育が行われている点です。専門分野の理論に加えて、実習や演習など、実践力を鍛えるための学びが充実しています。

専門学校の分野は、大きく分けると8つあります。

  • 工業分野
  • 農業分野
  • 医療分野
  • 衛生分野
  • 教育・社会福祉分野
  • 商業実務分野
  • 服飾・家政分野
  • 文化・教養分野

これらの分野の中で、さまざまな専門の職種に分かれ、実践的な授業を受けることができます。

資格に強く卒業後の進路に直結

専門学校は、職業に直結した実践的な授業を行うため、学んだ内容が卒業後の進路に直結することが多いです。専門学校の卒業生は、企業にとって即戦力となる存在です。また、専門学校の講師陣が企業とコネクションを持っていることもあるため、就職するためのアプローチも多様になります。

さらに、専門学校にとって就職率は新入生を惹きつける大切な数字であるため、就職に対するサポートが手厚いことが多いです。