手取り33万円の生活レベルは?シチュエーション別のポイントも紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

独身で手取りが33万円の生活レベルについて

独身で手取り33万円の場合、生活レベルはどれくらいになるのでしょうか。一人暮らしの場合は扶養家族がいないため、毎月の固定費や変動費も最小限におさえることができます。家賃9~10万円というと、都心部でも場所によっては広めの1LDKに住むことが可能でしょう。また、その他の生活費として出費があっても、毎月貯蓄できるほどのゆとりはあると言えます。

夫婦の手取りが33万円の生活レベルについて

夫婦で暮らしていて手取り33万円の場合は、一人暮らしよりも少し生活レベルが下がります。毎月の固定費は一人暮らしとあまり変わらないものの、変動費は一人暮らしよりも増えるでしょう。しかし、それでも毎月貯蓄するだけの余裕はできるでしょう。しっかり貯金をして、住宅ローンや将来子供ができたときに備えることは十分可能です。

夫婦2人に子供がいる場合は、教育費や生活費がかかってきます。子供の人数によっては節約する必要が出てくるため、毎月の家計をしっかりと管理することが求められます。

ボーナスがない場合の年収はどれくらい?

手取り33万円といっても、ボーナスがあるのとないのとでは大きな違いがあります。ボーナスが支給されない場合は、年収は約500万円ほど、手取りは年間396万円となります。一方で、ボーナスが支給される場合は、年収が600万円を超えるケースもあるため、支給されない世帯と比べると年収額に大きな差が生じます。

扶養者などの各種控除がある場合は税金の支払いは少なくなりますが、ボーナスがない場合は貯蓄にいくら回すことができるか考えるなど、将来のために家計管理をしっかりとする必要があるでしょう。

住宅ローン事情について

マイホーム購入のために住宅ローンを利用する方が多いですが、手取り33万円の場合、住宅ローンはいくら借りることができるのでしょうか。住宅を購入すると、固定資産税や地震保険といった出費もかかるため、毎月の返済額は万が一のときのための貯蓄に回せる金額で契約すると安心です。

住宅ローンを契約する際には「返済負担率」を目安にする方が多いといいます。返済負担率とは、年収に占める年間返済額の割合のことをいい、住宅ローン審査では30%前後が目安とされています。長期間にわたって住宅ローンを返済することを考えると、20~25%以内であれば返済の負担をさらにおさえることができるでしょう。

ボーナスなしで年収500万円ほどの場合、3,000~3,500万円の住居を住宅ローンで購入することが可能ですが、将来のプランも考えた上で借入額を検討するようにしましょう。

参考

年収500~600万円で3,500~4,000万円の住宅ローンを組むときの注意点 | ヤマカ木材

年収をアップさせる方法は?

手取り33万円で都市部で暮らしている場合は、夫婦でも十分余裕を持って生活することが可能です。しかし子供の人数が増えてくると、子育てにかかる費用が発生します。子供が2人以上になれば、生活費を圧迫することになるでしょう。そんなときは、年収をアップさせる方法について検討する必要が出てくるかもしれません。

専業主婦である場合は共働きをして家計を増やすという方法もありますが、手取り33万円というと、課長や係長などの肩書きを持っている方もいるため、キャリアアップのための転職がしやすいというメリットがあります。副業などが可能な場合は休日や空いた時間に別の仕事をすることもできますが、転職エージェントなどに相談し、年収アップできるような職に就けるか検討することも一つの方法でしょう。

手取り33万円の生活レベルは、平均よりも高い

手取り33万円では、平均よりも高い生活レベルとなりますが、扶養者の有無やボーナス支給の有無など、生活環境や勤怠条件によっては節約が必要になることもあります。場合によっては夫婦共働きにしたり、キャリアアップのための転職を考えたりする必要があるかもしれません。貯金ができるうちにしっかりと貯金し、将来のプランに対応できるように家計管理をするようにしましょう。

参考

平成30年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省

手取り33万・34万の生活!年収・貯金に家賃、住宅ローン、一人暮らし・夫婦・子供2人の家計簿まで | キャリアオタク

【手取り33万】家賃・貯金・年収・総支給・住宅ローン・生活(独身・子供2人・5人家族) | ReSTART!第二新卒

「家賃の目安」の理想はどのくらい?お金のプロが手取りから逆算|オウチーノニュース

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