履歴書を送付する際のポイント
これまで敬称についてご紹介してきましたが、履歴書を送付する際には、敬称以外にもいくつか守りたいマナーやポイントがあります。郵送する場合の封筒の書き方や使用するペン、応募書類の入れ方など、以下の点についても意識するようにしましょう。
ペンは何を使う?
履歴書を郵送する場合、封筒に手書きで宛名を書く方も多いことでしょう。その際に「どんなペンを使ったらいい?」と迷う方もいるかもしれません。基本的には、履歴書には黒のペンを使います。水性だと雨などで滲んでしまうこともあるため、黒の油性ペンを使うといいでしょう。ペンの太さに明確な決まりはないものの、太さは中もしくは小で、太すぎず細すぎず、読みやすい字が書けるペンを選ぶようにしましょう。
ボールペンは履歴書を手書きする際には適していますが、封筒の宛名に使用すると文字が細すぎるというデメリットがあります。マジックペンは逆に太すぎてしまい、筆ペンはマナーを考えると不釣り合いといえるでしょう。また、万年筆も雨などで滲む可能性があるため注意が必要です。読みやすい文字を書くことができる油性ペンを用意するようにしましょう。
書類はクリアファイルに挟んだ方がいい?
多くの場合、応募書類はA4サイズの書類が入る封筒に入れて企業へ送付します。履歴書以外にもエントリーシートや職務経歴書など、複数の書類を入れる場合は、クリアファイルに挟むようにするといいでしょう。クリアファイルに挟むことで書類を取り出しやすくなり、さらに、配達中にも書類が折れたり水で濡れてしまうのを防ぐことができます。添え状、履歴書、職務経歴書、その他の書類の順番でクリアファイルに挟むようにしましょう。
封筒の選び方
郵送する際の封筒のサイズは、A4サイズが入る「角形A4号(角A4)」か「角形2号(角2)」を選べば、折り曲げることなく入れることができます。また、色は茶色か白が一般的だといわれています。履歴書を折り曲げることが即マナー違反につながるわけではありませんが、なるでくA4サイズがそのまま入る封筒を選ぶようにしましょう。
表面に「履歴書在中」と必ず記載すること
履歴書を入れた封筒には、「履歴書在中」と書くのが一般的です。郵送ではなく手渡しの場合も同様に書くようにしましょう。会社にはさまざまな郵便物が届きますが、「履歴書在中」と書いてあれば仕分けがスムーズになり、見逃しを防ぐこともできます。また、配達の際も重要書類としてていねいに取り扱われるため、きれいな状態で届けることができます。
書き方としては、封筒の表面に「住所」「宛名」「履歴書在中」の順に行頭を下げて書き、「履歴書在中」を赤枠で囲むのが一般的です。履歴書以外の書類も同封する際は、「応募書類在中」と書くとよりていねいでしょう。
履歴書を送る際は敬称を正しく使おう
履歴書を送る際は、宛名にどんな敬称を使うべきか迷うこともあるかもしれません。「御中」と「様」は混同しがちですが、団体名に対して使うか、個人名に対して使うかというはっきりとした違いがあります。今回の記事を参考に、敬称について正しく理解し、履歴書を企業に提出しましょう。
参考
「御中」と「様」の違いって?敬称の正しい使い方を理解しよう | リクナビNEXTジャーナル
今更聞けない? 御中・様・行・宛・各位・殿など、正しい宛名の敬称の使い分け | マイナビ転職
履歴書の書き方マニュアル完全版! 履歴書の見本(サンプル)・作成方法|マイナビ転職
御中と様は使い分けよう!履歴書を郵送する封筒の宛名の書き方 | ジョブインフォ
封筒の宛先の書き方!ビジネスで使う宛名【様・御中・各位など】の使い分けも | MakeLeaps
履歴書の封筒の宛先書きに使うペンの太さ・種類は?どんなペンで書けばいい? | マイベストジョブ転職アカデミー