履歴書のクラブ活動で人事担当者が見ている3つのポイント!例文も! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

クラブ活動でアピールする5つのコツ

クラブ活動で人事担当者にアピールするには、結論を先に述べるシンプルな構成にすることと書く内容を工夫することが必要です。ここでは、クラブ活動でアピールするための5つのコツをご紹介します。

結論を先に述べるシンプルな構成にする

結論を先に述べるのが原則です。これは、クラブ活動のアピールのみならず、履歴書やエントリーシート全般にいえることです。

結論を先に述べることで、読み手に話の内容を分かりやすく伝えることができます。結論が最後だと、話の要点がつかめずに、最後まで読んでも何が言いたかったのか分からない文章になってしまいがちです。

おすすめの文章構成は、PREP法と呼ばれる「結論(POINT)」「理由(REASON)」「具体例(EXAMPLE)」「結論(POINT)」の4段構成です。

クラブ活動で得たことを言語化する

人事担当者にアピールしたい内容を、分かりやすい言葉にしましょう。言葉にできなければ、履歴書でアピールすることはできません。ゼロから言葉を考えるのではなく、すでにある言葉の中から、自分の考えに近いものを選ぶことから始めましょう。言葉でオリジナリティを出す必要はありません。オリジナリティは具体的なエピソードで出すことができます。

【クラブ活動で得たことの例】

  • 協調性
  • 継続力
  • 礼儀
  • 周りを巻き込む力
  • 行動力
  • コミュニケーション力
  • 主体性
  • 論理的思考力
  • 傾聴力

具体的なエピソードを書く

アピールする際に欠かせないのは、具体的なエピソードです。実際に自分が体験したことを書くことで、「結論」に対する説得力が増します。

具体的なエピソードを書くときの注意点は、初めて読む人でも状況が理解できるように書くことです。自分が体験していることなので、客観性が抜けがちです。客観的に分かりやすい文章にするには、エピソードを知らない人に読んでもらってフィードバックをもらう方法がおすすめです。

困難や失敗を乗り越えた経験を書く

うまくいっているときにがんばれるのは当たり前です。しかし、「困難」や「失敗」に直面したときこそ、その人の真価が問われます。仕事をする上で、「困難」や「失敗」は必ず起こります。そのときに、どのように思考し、行動するかを人事担当者は知りたいのです。

だからこそ、具体的なエピソードの中には、「困難」や「失敗」を乗り越えた経験を書くことをおすすめします。

仕事に生かせることに触れる

クラブ活動で得たことを、仕事で生かせるとアピールするのも大切なポイントです。これは、企業研究をしているというアピールにもつながりますし、ひいては企業で働きたいという熱意を伝えることにもなります。

いくら素晴らしい実績を持っていても、企業のことを理解していなければ、ただの自慢話で終わってしまいます。

【場合別】履歴書に書くクラブ活動の例文

クラブ活動をしていた場合と、していなかった場合の例文をご紹介します。ご自身の場合に合わせて参考になさってください。

クラブ活動をしている場合

スポーツ系のクラブ活動に参加していた場合の例文をご紹介します。結論を先に述べ、具体的なエピソード、困難、仕事に生かせることが盛り込まれている点がポイントです。

【例文】

私は、クラブ活動の経験を通して、チームワークの大切さを学びました。

私が所属していたバスケットボールクラブは、個人プレーに偏った試合運びをしていました。しかし、トーナメントで勝ち上がっていくほど、個人の力では勝てない相手と対戦するようになり、私たちのチームは大差で負ける経験をしました。それからは、より強いチームになるために、お互いを活かし合い、チームとして共に戦うことを決めて戦うようになりました。その結果、次の大会では大差で負けた相手と互角の戦いをできるようになりました。

この経験から、自分一人ではできないことでも、チームの力を活かすことができれば大きな力になると確信しました。社会人になっても、チームの力を活かすことを考え、貴社で活躍したいと考えています。

クラブ活動をしていない場合

クラブ活動をしていない場合は、学生自治会活動やアルバイト、ボランティア活動など、ほかにしていた活動を記入するようにしましょう。

【例文】

私は、地域での活動を大切にしたかったため、クラブ活動ではなく地域のボランティア活動に参加していました。ボランティア活動を通して学んだことは、相手の気持ちや立場を考えて行動することです。

養護施設の子どもたちに勉強を教えるというボランティアをしていたのですが、子どもたちはさまざまな背景を持っていました。私は学ぶ喜びを感じてほしいという思いで子どもたちに接していましたが、なかなか心を開いてくれませんでした。子どもたちは、学ぶ喜びを感じるよりも、安心できる関係性や環境を望んでいたのです。そのことに気づいてからは、子どもたちの何気ない会話や行動に注意するようにし、何を考えているのか知ろうと努力しました。その結果、少しずつ心を開いてくれるようになり、学習に向かうことができるようになっていきました。

この経験から、相手の気持ちや立場を考えることで、人は心を開いてくれると考えるようになりました。相手の気持ちや立場を考えることを忘れずに、貴社で活躍できればと考えています。

まとめ

履歴書でクラブ活動の経験をアピールする学生は、約4人に1人です。注意したいポイントは、クラブ活動でどのような結果を残したのではなく、クラブ活動を通して何を得たのかを伝えることです。具体的なエピソードを入れることで、オリジナリティが生まれ、人事担当者に人柄や熱意を伝えることができます。この記事の例文を参考にして、ご自身の体験に基づいたオリジナルの文章を作成なさってください!

参考

【履歴書のクラブ活動記載欄】対処法や書き方のポイントを徹底解説|就活の未来

【履歴書に部活動経験を書くコツ】役割別・タイプ別のアピール方法|就活の未来

履歴書で「スポーツ・部活動・文化活動」の項目を書く際に気をつけるべきポイントと例文|マイナビ学生の窓口

履歴書のクラブ活動欄の書き方|効果的なアピール方法と例文|キャリアパーク就活

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この記事をかいた人

katsu

オランダの小学校で教員になるために、オランダに移住した元小学校教員。「ひとりひとり違った形や色があって、それがいい」と考え、イエナプランを取り入れた学級づくりや授業づくりに取り組む。ファーストキャリアは旅行会社!「教育」と「旅」をライフワークに、フリーライターとして活動中。Twitterで毎日オランダの教育ニュースを発信中!
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