公務員採用試験を受けようとしている方の中には、各省庁で実施されているインターンシップに参加したいと考えている方もいることでしょう。公務員のインターンシップは定員が少ないものの、もし参加することができれば就職活動にも大いに役立てることができます。今回は、公務員のインターンシップの特徴や志望動機の書き方についてご紹介します。
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もくじ
公務員のインターンシップについて
将来は公務員になりたいと考えている方も多いかもしれませんが、就職活動で公務員の仕事内容を知る機会はなかなかありません。特に学生の場合は、市町村の役所を訪れる機会も少ないでしょう。普段の生活の中では関わる機会の少ない公的機関ですが、公務員の仕事を知ることができる絶好の機会がインターンシップです。
各省庁でインターンシップの募集を行っているため、インターンシップに参加することで仕事内容ややりがいなどを具体的にイメージすることができます。公務員とひと口に言っても、働く部署によって仕事内容や働き方が異なるため、インターンシップの経験は進路を決める際にも役立つでしょう。また、公務員のインターンシップは、一般企業とは異なる点も多いと言います。ここでは、公務員のインターンシップの特徴についてご紹介します。
募集時期は志望先によって異なる
公務員とは、国や地方公共団体の公務を担当する職員のことを言います。公務員には国家公務員や地方公務員があり、勤務地や仕事内容もさまざまです。内閣府のホームページによると、各省庁でのインターンシップの募集期間は主に夏ごろとなりますが、募集時期は志望先によって異なるため注意が必要です。
警察庁・金融庁・法務省・財務省では8~9月、そのほかは7月下旬~12月ごろまでなど、実施期間が異なります。募集受付は約2ヶ月前までというのが多いため、春ごろから気になる機関の情報をチェックするといいでしょう。公務員インターンの実施期間は、参加する場所によって異なります。1日・3日の企業もあれば、1週間以上などの長期インターンシップの場合もあるようです。
参考
募集定員が少ないので落ちる可能性がある
公務員のインターンの募集定員は機関によって異なりますが、なかには5名のケースもあるなど少ない傾向にあります。また、インターンシップを志望する人が多いことから、公務員のインターンシップは落ちる可能性も高いと言います。
インターンシップは、応募すれば必ず参加できるわけではないので、応募方法などもしっかり確認する必要があります。機関によっては学校を通して募集することもあれば、学校の推薦状が必要になることもあるようです。事前の準備はしっかりと行うようにしましょう。
報酬は出ないことが多い
公務員のインターンシップは、報酬が出ないことが多いそうです。あくまで就職活動の一環としてインターンシップ制度を取り入れているため、参加者が経費を負担することが条件となる場合が多いのです。例えば、交通費や昼食代なども企業であれば負担してくれるケースが多いですが、公務員のインターンシップの場合は自費の場合がほとんどです。
2019年度に総務省で実施されたインターンシップの実施概要には、経費について以下のような記述があります。必要経費は事前に確認するようにしましょう。
本研修の必要経費(交通費、滞在費、食事代、保険料等)については、原則として実習生各自で負担いただくこととなります。
実習生は、学生教育研究災害傷害保険及び同保険付帯賠償責任保険、インターンシップ等賠償責任保険等、または左記に類する保険に加入し、実習中に負った傷害や、総務省や第三者に与えた損害等に対する補償に備えていただきます。
(引用元:総務省インターンシップ(平成31年度夏期)|総務省)
希望の部署で働けない可能性がある
もし希望している部署などがある場合、公務員のインターンシップに参加できたとしても、配属されない可能性があります。しかし、希望の部署で働けないからといって、せっかく参加できるチャンスを断ってしまうのはもったいないことです。働くことで新しい発見や学びがあるでしょうし、他部署であっても、改めて希望している部署の良さを知ることになるかもしれません。チャンスに恵まれたら、部署にこだわらずに参加してみましょう。