バージニア大学の偏差値は?基本情報・学費・ランキングなど徹底解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

バージニア大学は、アメリカ合衆国バージニア州の豊かな自然に囲まれた歴史ある大学です。荘厳で美しいキャンパスを持つバージニア大学は、なんと世界遺産に登録されていることでも知られています。当記事では、バージニア大学の入学難易度や学校の特色などについて詳しく紹介します。

バージニア大学の難易度

それでは、名門大学であるバージニア大学の入学難易度について解説します。

バージニア大学の偏差値は?

アメリカの大学は、日本のように大学の難易度を示すための「偏差値」がありません。また、日本の大学のように一斉の入学試験も行っておらず、書類審査により出願者それぞれが評価され合否が決まります。日本人には少し分かりにくいアメリカの入学基準ですが、大学のランキングや合格率、合格者の平均成績などを基に大学の難易度を知ることができます。

バージニア大学のランキング

2020年のTHE世界大学ランキングによると、バージニア大学の世界でのランキングは107位でした。日本の大学は、36位に東京大学、65位に京都大学などがランクインしています。QS世界大学ランキングにおいては、バージニア大学は198位。同調べにおいては、慶應義塾大学が200位に入っています。

アメリカの公立大学を調べた「2020 NICHE Top Public Universities」では、バージニア大学は3位にランクインしています。

<2020 NICHE Top Public Universities>

1位:ミシガン大学アナーバー校

2位:カリフォルニア大学ロサンゼルス校

3位:バージニア大学

参考

University of Virginia (Main campus) | THE WORLD UNIVERSITY RANKINGS | Times Higher Education

QS World University Rankings | QS TOP UNIVERSITIES

2020 NICHE Top Public Universities | NICHE

合格率と入学難易度

バージニア大学の合格率(2017〜18年)は、約27%とかなり低めとなっており、このことからバージニア大学がかなり入学難易度の高い大学であることがうかがえます。

合格者の高校のGPAやSAT(大学進学のための標準テスト)のスコアからも、バージニア大学に合格するためにはどのくらいの学力が必要か分かります。

  • 合格者の高校のGPA:4.0以上
  • 合格者のSAT平均:1310〜1500

高校のGPAは4.0が最高点ですので、高校でも成績がかなり上位の生徒がバージニア大学に進学しています。SATでは、全米での平均点が1068点(2018年)ですので、この数値から見てもバージニア大学はかなり難易度の高い大学と言えるでしょう。

参考

UVA Admission Requirements | COLLEGESIMPLY

What’s the Average SAT Score? | The College Board Blog

バージニア大学ってどんな学校?

アメリカの首都ワシントンDCに隣接するバージニア州は、アメリカ国防総省本部「ペンタゴン」やアメリカ中央情報局「CIA」など主要な連邦政府機関があるアメリカ政治の中心部として知られています。バージニア州には多くの大学がありますが、中でもバージニア大学は「全米で最も美しいキャンパス」と称されるほど美しいことで有名です。ここでは、バージニア大学について詳しく見ていきましょう。

大学の創立者はアメリカ第三代大統領!

バージニア大学は、アメリカ独立宣言の起草者で第3代大統領のトーマス・ジェファーソンにより1819年に創立されました。ジェファーソン元大統領は「教師と学生が共に学び合うことができる大学」を理想とし、当時では珍しく大学の中心に教会ではなく図書館を据えました。この「ロタンダ」と呼ばれる円形の図書館は、今でも大学の象徴となっています。

政治学から演劇まで多彩な専攻科目

バージニア大学には70以上の専攻科目があり、その中から自分の好きな科目を履修することができます。「経済学」「生物学」「ビジネス」「国際関係」などが人気です。「政治」「経済」「法学」の分野は世界でも極めて高い評価を受けており、これまでアメリカ大統領をはじめ、多くの政治家や世界のリーダーを輩出しています。

参考

Undergraduate Majors | University of Virginia

教師と学生が共に学び合う環境

バージニア大学の授業は、1人の教員につき20人以下の学生のクラスが過半数を占めており、クラスの規模をできるだけ小さくしてディスカッションを多く取り入れた授業も多くあります。学生アンケートによると、ほとんどの学生が「教員が熱心に教えてくれる」「授業内容が分かりやすい」「教員は親しみやすく助けてくれる」と満足しており、質の高い授業内容に加えて、教員による行き届いた教育が期待できます。

参考

University of Virginia Academics | NICHE