リストラ後の人生を左右するのは「転職準備」
リストラの対象になり、実際に転職をした人はその後どんな人生を歩むのでしょうか。
働いてきた企業内でのスキルしか身につけていない人の場合、残念ながら転職後にこれまでと同額の給料は貰えないケースが多いようです。会社で築いた地位を失い肩身が狭くなるだけでなく、現状の生活水準を保つのも難しくなることから、最悪の場合、精神疾患を患ったり家庭崩壊に追い込まれる人もいます。
しかし、転職先で成功した人もいます。転職が成功する人と、失敗する人の違いは、つねに転職を意識しているかどうかという点にあります。つまり、企業に依存せずに常に自分の仕事軸をしっかり持って働くことが大切なのです。
下記参考に転職で成功した方の事例と転職を見ることができますので、ご覧ください。
参考
リストラ時代を生き抜くための方法~転職に必要なこと
リストラは今や他人事ではありません。企業は常に絶対存在し、安定した生活を約束してくれることはないのです。そこでリストラ時代を生き抜くために何が必要なのかを知っておきましょう。
税金・保険・社会保障などを自己管理する
現在企業に勤めている方は、個人事業主とは異なり、会社が給与から税金・社会保険などが差し引く計算をしてくれています。そのため、現在自分がなにに、いくら支払っているのかを知らない方が多いのではないでしょうか。
リストラ時代を生き抜くということは、企業に頼らずに独り立ちをすることです。そのため、企業に属しているから知らないという状態は良くありません。税金・保険・社会保障など日本国民の義務として果たしている身の回りのお金のことを知り、管理する力を身につけておきましょう。
貯蓄をし、資金運用の知識や経験を積む
貯蓄というと銀行にお金を預けることをイメージする方が多いでしょう。しかし、せっかく得た資金を寝かせたままにしておくのは、金融商品があふれた現代においてもったいないとしか言えません。個人の価値観は異なるでしょうが、一定資金は固定化しておき、それ以上の余剰資金は流動化するのがおすすめです。
資金の運用は実際に行ってみないと知識や経験を積むことはできません。企業が利益を得ることを目的とした組織である以上、資金運用の知識や経験は必ず仕事で活かす機会があります。ぜひ、貯蓄をするばかりではなく、資金を運用してみましょう。
キャリアの棚卸しや自己分析を怠らない
キャリアというものは「掛け算」です。つまり、1つ増やせば自分の価値が倍に増え、就ける業種・職業の幅が広がります。ここで注意したいのが、社内スキルは価値が低いという点です。社内スキルは勤めている企業で評価できますが、同じ業種・同じ業務内容でなければ通用しません。
そのため、市場価値の高い人材として評価を得るためには、社外で通用する資格やスキルを身につける努力が必要です。キャリアの棚卸しや自己分析を怠らず、そして、1つの業種に自分の活躍の場を限ることなく、さまざまなスキルを身につけるようにしましょう。
まとめ
アメリカなどでは、転職回数が多いことはキャリアアップの努力の成果と認められる風潮があります。しかし、日本では転職回数が多いことは忍耐力がない、継続勤務ができない、とマイナスなイメージを抱かせることが多いようです。
しかし、いまやリストラのない企業はありません。企業側も入社から退職までたたき上げて人材を育てる意識が弱まり、幅広い事業展開を行う上で中途採用の即戦力となる優秀な人材を求めるのが一般的になってきました。
これからの時代、自分の身を守るには、まずは自分の足でしっかりと立つことが必要です。その上で、どんな場所でも自分の価値を活かして働けるような対策を練りましょう。
参考
「中高年社員はお荷物」に疑義 賃金カーブ傾き急に(2019.12.25)|日本経済新聞
朝日新聞、45歳以上の大量リストラを発表、退職金は上限6000万円(2019.12.4)|Share News Japan
【実体験付き】転職を成功に導くおすすめの転職サイト・転職エージェント(2019.12.14)|仕事の悩みに、仕事カフェ
35歳限界説は過去のもの?高年収転職の9割が35歳以上。その背景とは(2019.4.16)|BUSINESS INSIDER
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