働きがいのある会社の特徴3つ
働きがいのある会社の特徴とは、一体どのようなことを指すのでしょうか。こちらの章では、その特徴を3つピックアップしてみました。
社内のコミュニケーションが盛んであること
近年、正社員に捉われないワークスタイルの多様化や、高齢者増加に伴う労働者の年齢層の引き上げなどの「働き方」にも変化が見られるようになりました。
このような変化の中でも、経営層・管理職層・従業員の三者が、それぞれのことを理解し合える機会を作ることや、必要な情報を共有し合うことは、社内のコミュニケーション活性化につながります。加えて、「風通しの良い」会社としても外部からの高い評価を得られるかもしれません。
会社を選ぶ上で、社内のコミュニケーションの状況がどのようになっているかをチェックすることをおすすめします。
一人ひとりの能力が最大限に活かされている環境であること
「働きがい」があると感じる会社の特徴として、スタッフが持っている能力を最大限に活かせる環境作りに力を入れていることが挙げられます。
例えば、文章を書くのが得意なスタッフであれば、広報やPRを任せ、会社のブランディングアップに貢献できることも。イラストが趣味という営業担当であれば、通常業務のかたわら、社内のマスコットやコラムの挿絵をデザインするポジションを与えていることもあります。
社員やスタッフに業務において得意分野を任せることは、能力アップにもなり、「自己肯定感」を上げることにもつながります。
個人の心理的安全性が確保されていること
「心理的安全性」は、「働く」に関連したワードの一つとして登場しています。もともと心理学の用語であり、チームに属するメンバー全員が、恐怖や不安を覚えず、安心して発言や行動できる状況のことです。
もう少し簡単に言い換えると、チームのなかでも自分が自分らしくいられたり、お互いが忖度せず何でも言い合えたりできることを指します。会社全体で、このような労働環境づくりを意識すれば、仕事も円滑に進められることも。そうすることで、万全な心理状態で仕事に取り組めます。
参考:優良企業の見分け方
「働き方改革」とつながるワードとして「優良企業」が使われていますが、実際にどのような点が「優良」として定義されているのか、よく分からない人もいることでしょう。
会社選びなどの参考として優良企業の見分け方を以下の通り、まとめています。
チェック項目 | 優良企業かどうか見極めるポイント |
求人サイトに同じ募集が
継続して掲載 |
離職率が高いので、常に募集を行っている
→優良企業とは言いがたい可能性あり |
企業のホームページにコンプライアンスの掲載の有無 | コンプライアンス(パワハラやセクハラなど)に対する取り組みの掲載あり→意識して取り組んでいる見込みがあると優良企業だと考えられる |
社員スタッフ平均年齢 | 平均年齢が低い
→人材が十分に育っていない、優秀な人材が多数退職しているので、優良企業とは言いがたいい可能性あり |
面接官以外の社員の様子 | 挨拶しないなどの礼儀がなっていない →社会人としてアウト |
産休明けの復職率 | 企業ホームページや就職四季報に産休明けの復職率が記載されている場合もあり
→復職率が高ければ高いほど、優良企業と言える |
参考
ホワイト企業の見分け方【35のチェックポイントを公開】| 転職の難易度
まとめ
今回の記事では、国内ランキング上位に挙がった大企業10社の「働きがい」のあるランキング(2019年発表)の紹介をしました。
各企業の取り組み内容に違いがあるものの、社員が継続して、心地良く働けるよう、風通しの良い職場づくりをしていることが伝わってきました。
働きがいのある会社の特徴や、優良企業の見分け方の情報も参考に、自分にとって最適な「働きがい」のある企業について考えてみてはいかがでしょうか。
参考
「学生に勧めたい大手企業」ランキングTOP100社|就職四季報プラスワン|東洋経済オンライン
働き方改革の功罪 ~2019年「働きがいのある会社」調査分析~|BRAND PRESS
平等(イクオリティ)- Salesforce の取り組み| セールスフォース・ドットコム
働きがいのある会社5位の「Plan・Do・See」の人気の秘密|元気な会社をつくるプロジェクト