保育園で職場体験!みんなの感想は?
このように、保育園での職場体験で経験できることは多岐にわたります。また任せられる仕事の内容も園によって異なります。上記以外にも昼寝をしている園児を起こしたり、外で遊んでいた子供の足を洗ってあげたりするなどのお手伝いもあります。
実際に保育園での職場体験を経験した人たちは、どのような感想を抱いたのでしょうか? みんなの感想をご紹介していきます。
遊び相手をするのは大変
保育園の職場体験の感想として、「園児の遊び相手をするのは大変だった」という声が聞かれました。「遊ぶ」という言葉からは楽しい印象を受けるため、楽な仕事というイメージを持っている人もいるでしょう。
しかし幼い園児たちは、何をするかまったく想像がつきません。常に目を離さないよう、細心の注意を払い続ける必要があります。また園児一人ひとりやりたい遊びが違うこともあり、それぞれの相手をするためには根気強く接することも大切です。
「幼い子供と遊ぶのが好き」「園児と楽しく遊びたい」という理由で保育園を選ぶ人ほど、「遊び相手をするのは思っていた以上に大変だった!」という感想を抱くことになるでしょう。
力仕事もある
保育園の職場体験を通して抱く感想には、「意外と力仕事があった」という声も聞かれます。例えば掃除に必要な雑巾や手袋などを一度にたくさん洗ったり、花壇を耕したりすることがあります。洗濯物や道具を運ぶなど、単純な作業に見えても力が必要な仕事がたくさんあります。
また園児を抱っこしたり、外のお散歩の際には数人の園児を乗せたカートを押したりすることもあります。掃除や片づけはもちろんですが、そもそも子供と接するには体力が必要なのです。
普段からこの仕事をしている保育士は、どの仕事にどれくらいの体力が必要なのかを把握し、それに上手に対応するコツを知っているため、力の配分や気持ちの準備ができます。しかし初めてのことだらけの中学生にとっては、次にどんなことが起こるのか? 目の前の作業がどれだけ大変なのか? なかなか想像がつかないのです。その結果、思っていた以上に体力を使ったと感じることも多いでしょう。
園児の喜ぶ顔を見ると頑張れる
仕事がたくさんあり、思った以上に体力も使う……。そんな中でも職場体験を乗り越えられたのは「園児たちの喜ぶ顔を見ると頑張れた!」からという感想も聞かれました。
ご紹介した内容以外にも、保育園には本当にたくさんの仕事があります。それらのすべてに対応するのは簡単なことではありません。しかし、目の前にいる子供たちの健やかな成長を思うからこそ、保育士は日々お世話に励むことができるのです。
日数の少ない職場体験でも、仕事の大変さはある程度見えるでしょう。しかしそれだけでなく、保育士としてのやりがいにも触れることができるのです。このように保育園での職場体験では、働くことの大変さだけでなく、仕事選びの軸となるやりがいを知ることができます。自分は将来どんな働き方をしたいのか、考えるきっかけになるでしょう。
おわりに
保育士は「子供のお世話をする仕事」というイメージを持っている人は多いでしょう。しかし具体的な仕事内容を見ていくと、「こんなことまで?」と思うほど仕事の量が多いことに驚くかもしれません。
職場体験で経験できるのは、そのうちのほんのわずかな仕事だけです。実際には、もっと大変なことが待っているでしょう。しかし大変さだけではなく、保育士として働くことの楽しさにも触れることができます。子供たちは貴重な経験を通して自分の夢や理想の働き方について考えることができるでしょう。
参考
中高生が思い描く将来についての意識調査2019|ソニー生命保険
中学生との交流が幼児の遊び行動に与える影響|日本小児保健協会
日本FP協会 2018年小学生の「将来なりたい職業」ランキング1位男子は「野球選手・監督」、女子は「パティシエール」|日本FP協会
職場体験で中学生を受け入れ、コレだけは伝えたい保育士のやりがい|保育士キャリアデザイン研究所
今度、保育園に職場体験に行かせていただくことになりました。 中学2年生の女子…|YAHOO!JAPAN 知恵袋