履歴書に使える!西暦・和暦変換早見表
履歴書では和暦か西暦のどちらかに統一して記載するのがいいとご紹介しました。しかしすべての人が、自分の経歴を西暦・和暦をすぐに変換できるとは限りません。むしろいざ記入し始めてみると、「平成20年って、西暦で何年だっけ?」と変換に手こずることもよくあるでしょう。
そこで今回は直近40年間について、西暦・和暦の変換早見表をご用意しました。昭和である1980年から平成、そして2020年までの令和にかけて、それぞれの和暦に対応する西暦を一覧で記載しています。ぜひ、変換する際の参考にしてください。
【昭和〜平成】1980年〜2000年
まずは昭和から平成にかけての変換早見表です。1980年から始め、2000年までの変換を一覧で示すと以下のようになります。
単位:年
西暦 | 和暦 |
1980 | 昭和55 |
1981 | 昭和56 |
1982 | 昭和57 |
1983 | 昭和58 |
1984 | 昭和59 |
1985 | 昭和60 |
1986 | 昭和61 |
1987 | 昭和62 |
1988 | 昭和63 |
1989 | 昭和64(〜1月7日)
平成元年(1月8日〜) |
1990 | 平成2 |
1991 | 平成3 |
1992 | 平成4 |
1993 | 平成5 |
1994 | 平成6 |
1995 | 平成7 |
1996 | 平成8 |
1997 | 平成9 |
1998 | 平成10 |
1999 | 平成11 |
2000 | 平成12 |
注意したい点としては、昭和から平成へ改元された1989年の表現方法が挙げられます。西暦では1989年、という記載だけで済みますが、和暦では昭和・平成の両方が使用されています。
昭和64年は約1週間というとても短い期間です。だからこそ「1989年はほとんど平成元年」と思ってしまうと、和暦表記を誤ってしまうかもしれません。改元が行われた年を和暦で表記する場合は、いつまでがどの和暦を使うのか、きちんと確認してから使用しましょう。
【平成〜令和】2001年〜2020年
続いて2001年から2020年までの、西暦・和暦変換早見表です。使用する和暦は、平成と令和の2種類となります。
西暦・和暦の変換を一覧にして表すと、以下のようになります。
単位:年
2001 | 平成13 |
2002 | 平成14 |
2003 | 平成15 |
2004 | 平成16 |
2005 | 平成17 |
2006 | 平成18 |
2007 | 平成19 |
2008 | 平成20 |
2009 | 平成21 |
2010 | 平成22 |
2011 | 平成23 |
2012 | 平成24 |
2013 | 平成25 |
2014 | 平成26 |
2015 | 平成27 |
2016 | 平成28 |
2017 | 平成29 |
2018 | 平成30 |
2019 | 平成31(〜4月30日)
令和元年 |
2020 | 令和2 |
こちらも平成から令和へと改元された点に注意が必要です。改元が行われたのは2019年であり、1月1日から4月30日までは「平成」、5月1日からは「令和」となっています。
昭和から平成への改元と比べると、2019年は「平成」の期間が比較的長くなっています。この期間に年月日を書く必要がある場合は、日付を確認し、正しい和暦を使用しましょう。
どこがダメ?履歴書の年号表記の間違い例
どれだけルールに気をつけて記載しているつもりでも、ふとしたところに間違いが出てしまうことも多くあります。誰かに読んでもらうなど、他人にチェックしてもらえればミスに気がつくことができるかもしれません。しかしそうはいかない場合、自分でポイントを意識した確認をする必要があります。
年号表記の間違いを探す練習として、今回は履歴書の年号表記の間違い例をご用意しました。以下の履歴書の記載例の中には、大きく分けて3つの間違いが隠れています。どこが間違っているのか、ぜひ探して見てください。
3種類の間違いは見つかりましたか? どこが誤っているのか、以下で解説していきます。
(1)西暦・和暦が混同されている
間違いの1つ目は、「西暦・和暦が混同して使用されている」ということ。学歴は西暦で記載されていますが、職歴は和暦表記になっています。これでは学歴と職歴の時間がつながりづらく、「大学卒業後は、すぐに就職したのかな?」と一瞬考えてしまいます。
ご紹介したように、履歴書の作成時には西暦・和暦のどちらを使っても問題ありません。しかしどちらかに統一しなければ、このように分かりづらい履歴書になってしまいます。混同されていないか、作成時にはよく確認しましょう。
(2)和暦を略して書いている
間違いの2つ目は、「和暦を省略した形で書いている」ということ。学歴・職歴の欄は問題ありません。しかし上部の日付欄が、「R2年」となっています。
日常的には、平成を「H」、令和を「R」などと省略することは多いでしょう。そのくせで、ついつい省略形としてしまった! ということがないよう、気をつける必要があります。
(3)「平成31年5月」は存在しない
間違いの3つ目は、「平成31年5月という、存在しない年月日が記載されている」ということ。西暦・和暦変換早見表でご紹介したように、平成31年は4月30日までです。翌日の5月1日からは、和暦は「令和」を使用しています。つまり、「平成31年5月」は存在しないのです。正しくは「令和元年5月」となります。
和暦を使用する場合は、改元のタイミングがいつかを気にする必要があります。心配な場合は最初から西暦で統一するなどして、うっかりミスをなくしましょう。
おわりに
平成から令和に改元される際も、次の年号は何か、どんな行事が行われるかなど、世間は大変盛り上がりました。そんななじみのある和暦も、西暦と併用することで「これは何年のことだろう?」と時間軸が伝わりづらくなってしまいます。
履歴書は、自分の経歴を相手に伝えるための書類です。どのように書けば読み手が理解しやすいかを意識して、年月日を記載しましょう。
参考
世界で日本だけが「元号」に固執し続ける理由|東洋経済ONLINE
【履歴書】西暦・和暦両対応 入学・卒業年度自動計算表(年号早見表)※令和対応済み|マイナビ転職
『コラム40』~お仕事探しに役立つ情報発信中!~|FROM40
「令和元年」と「令和1年」はどちらが正しい?どちらを使ってもいいの?|日本文化研究ブログ Japan Culture Lab