【令和にも対応!】履歴書は西暦で書くべき?マナー&年号変換早見表 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

転職や就職活動の際に、必ずと言っていいほど必要になる履歴書。書く内容はもちろんのこと、書き方にも気をつける必要があります。そこで頭を悩ませる項目の一つが、年号を「西暦か和暦、どちらで書くか」という問題です。当記事では履歴書で年号を書く際のマナーや、変換の早見表をご紹介していきます。

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履歴書は西暦・和暦どちらでもOK!

履歴書には日付を記載するところがいくつかあります。名前の上部にある日付記入欄や職歴記入欄、そして資格取得欄など、いたるところに年月日の記載が必要です。すべて年号から書かなければならず、「2020年」のように西暦で書くべきか、それとも「令和2年」と和暦にするか、どちらで記載すればいいのだろう? と悩む人もいるでしょう。

結論からお伝えすると、西暦でも和暦でもどちらでも可能です。どちらかを使わなければいけないというルールは、基本的にはないのです。

しかしどちらでもいいからこそ、どちらを使おうか悩んでしまう人もいるかもしれません。またルールはないとは言っても、履歴書は自分の経歴を相手に伝えるための大切な書類です。決まりがないからこそ、書き方にはいくつか気をつけなければいけない点があるのです。

履歴書の西暦・和暦表記5つのポイント

ご紹介したように、履歴書の年号表記は西暦・和暦どちらを使用することも可能です。その代わりに、押さえておきたいポイントがいくつかあります。それではどんな点に気をつければいいのでしょうか? 今回は履歴書の年号表記時のポイントを、5つに分けてご紹介していきます。

(1)どちらを使うか統一する

履歴書の年号表記時に気をつけておきたいポイントの1つ目は、「西暦か和暦、どちらを使うかを統一する」ということです。冒頭でお伝えした通り、1枚の履歴書の中には年月日を記載するところが複数あります。そのすべてを、西暦か和暦のどちらかに統一するよう気をつけるべきなのです。

履歴書に記載する年月日は、自分のこれまでの経歴の時間軸を、採用担当者に伝えるために記載します。例えば学歴欄には「2018年」とあるのに、職歴欄に「平成30年」と記載されている場合、ぱっと見た印象で時間の流れが伝わりづらくなってしまいます。どちらも「2018年」または「平成30年」と記載すれば、同じ年の出来事であることを直感的に伝えることが可能です。

履歴書は企業の採用担当者が読むものです。分かりづらい履歴書では、アピールできる点もうまく伝わらなくなってしまうかもしれません。また書類選考が通過しないことには、面接には進めないことも多々あります。自分の就職・転職の活動を円滑に進めるためにも、年号の表記は履歴書内で統一しましょう。

(2)略した形で書かない

気をつけるべき点の2つ目は、「年号を略した形で書かない」ということです。これは主に和暦を使う場合に、起こりがちなミスの一つです。

具体的には昭和を「S」、平成を「H」、令和を「R」などと記載することです。日常で生年月日を記載する際などは、「H7年」のように、和暦を略して表記する機会も多いでしょう。

しかし履歴書となれば話は別。正式な書類には、正式な形で記載することがマナーです。うっかりした一つのミスのために、「注意深さに欠ける人かもしれない」とマイナスな印象を与えることもあるのです。

特に何十社も選考を受けるという場合には、一度に何十枚もの履歴書を用意しなければなりません。作る側は同じ内容を何度も記載するため、省略形を使いたくなってしまうこともあるでしょう。しかし、履歴書は正式な書類なのです。「伝わるから」、「面倒だから」などと思わずに、和暦は省略せずに使用することを心がけましょう。

(3)「1年」は「元年」

気をつけたい点の3つ目は、「和暦の1年目は、元年と記載する」ということです。「元年」という言葉は、和暦を使用する際に出てくる表現です。具体的には「平成元年」、「令和元年」というふうに使用します。

元年は、その和暦になって1年目の年です。例えば令和の元年であれば、2019年に当たります。1年目なのですから、「令和1年」という表記は誤りではありません。しかし履歴書においては好ましい記載は「令和元年」であり、「令和1年」という表記はあまりふさわしくありません。

これは昭和から平成に改元されたときに、法務省が戸籍事務についての年号表記に元年を使用すること、という旨の通達を出したことに由来していると言われています。正式文書を発行している役所から、元年を使用すること、というお達しが出ているのです。役所の記載に合わせて、履歴書の表記も「元年」とするのが無難である、ということになります。

(4)応募先の指定に従う

気をつけたい点の4つ目は、「応募先の指定表記方法に従う」ということです。企業によっては履歴書をはじめとする、応募書類の作成方法に規定を設けているところもあるでしょう。その場合には指示に沿った書き方で、年月日を記載する必要があります。応募時の諸注意が求人情報サイトや企業のホームページなどに書かれていないか、確認してから書類の作成に臨みましょう。

また和暦は日本に特有の年号表現です。海外の企業の選考を受ける場合には、そもそも採用担当者が和暦に慣れていない可能性もあります。その場合は西暦を使用する方が、時間の経過が伝わりやすいでしょう。

一方で履歴書を確認する担当者がご年配の方であると分かっている場合は、和暦表記の方が伝わりやすい可能性もあります。事前にどのような人が目を通すのか知っているのであれば、相手が読みやすい表記方法を選んであげましょう。

(5)ただの「15年」はNG

気をつけたい点の5つ目は、「15年、20年などの表記はNGである」ということです。例えば年月日を記載する欄に「15年4月1日」とあったとします。これだけでは2015年のことなのか、平成15年のことなのかがあいまいになってしまいます。正確な経歴を相手に伝えることができなくなってしまうのです。

履歴書を読むのが知人であれば、「この人の言う15年は、2015年のことを指しているな」と察してくれるかもしれません。しかし実際には、自分のことを知らない他人が読むものです。自分では分かっているつもりでも、相手に伝わらなければ意味がありません。相手に確実に情報が伝わるよう、あいまいな表現方法は避けましょう。