【シチュエーション別】第二新卒の自己PRの例文
次に、第二新卒の自己PRの例文をシチュエーション別に見ていきましょう。志望する企業の特徴を踏まえた内容にすることが書き方のポイントです。
同業種へ転職する場合
前職と同じ業種へ転職する場合、自己PRでは以下のようなことについて書きましょう。
- 前職で自分が上げた成果を数字などを使い具体的にアピール
- 自分の業績やスキルが志望企業でどのように活かせるか
- スキル向上のために取り組んできたこと
- 短期間で戦力となることを具体的にアピールする
志望企業が求める経験やスキルを認識し、自分の前職での経験とマッチングしており即戦力として企業に貢献できることをアピールしましょう。
<自己PRの例文>
前職ではマンションの販売を行っていました。お客様にとっては一生に一度の大きな買い物であるため、購入前のフローや購入後のメリットなどを明確にし、お客様に対して丁寧なサポートを心がけていました。日々飛び込み営業をこなしていく中で、断られても屈さない忍耐力を身につけました。また、少しでも話を聞いてもらえるように営業トークや資料などのツールに工夫をこらすなど、日々の業務に主体性を持って取り組むことができます。経験は浅いですが、どのようにしたら現状を改善できるかを常に意識し、それをスピーディに実行できる自信があります。丁寧なサポート力とスピード感を生かして、長期にわたってお客様をフォローしていく御社の業務に貢献できると考えています。
(引用元:既卒・第二新卒のための自己PR例文集|Re就活)
異業種へ転職する場合
前職とは異なる業種へ転職する場合、自分の経験やスキルを未経験の職種でどのように活かせるかを、読み手によって納得のいくように伝えることが大切です。異業種へ転職する際の自己PRには、以下のようなことが書けます。
- その業界に興味を持った理由
- 仕事に対しての積極的な姿勢
- 前職と志望企業との共通点
- 未経験をカバーするために今後取り組みたいこと
短いながらも社会人としての経験を通して学んだことや身につけたことを、希望する職種とマッチングさせてアピールしましょう。
<自己PRの例文>
『あなたに仕事を依頼したい』 上司や先輩からそう思っていただけるよう、前職の営業事務では、相手の視点に立った仕事を心がけていました。 エクセルやパワーポイントで営業資料作成を依頼された時は、『誰がどのように使う資料か?』をヒアリング。使われる場面を想定して使いやすい構成を考えた上で、資料を作成していました。相手の視点に立った資料作成に努めた結果、上司に、『あなたに作ってもらった資料はいつも使いやすくて助かるよ』と言っていただけました。 貴社でもお客様の課題を解決し『あなたに仕事を依頼したい』と思っていただける、相手の視点に立てる営業として貢献できるよう頑張ります。
(引用元:既卒・第二新卒のための自己PR例文集|Re就活)
責任感があることをアピールしたい
第二新卒は「またすぐ辞めるのでは?」とマイナスのイメージを与えてしまうこともあります。このため、自己PRでは責任感をアピールして好印象につなげるのもいいでしょう。前職では責任を持って業務に取り組んでいた姿勢を具体的に説明すると効果的です。
<自己PRの例文>
私は前職の営業の仕事でも、与えられた目標に向けてスケジュールを逆算し、どんな問題が生じても目標を達成できるよう取り組んできました。また、お客様から頂いた宿題や約束事に関しては、どんな小さなことでも必ず対応し、付加価値をつけて提供することを心がけていました。契約後も定期的にお客様のところに出向いて、商品やサービスのフィードバックや近況を伺っています。解決することが困難な問題があっても、最後まで諦めずに取り組み、社内やお客様から支持を得ることができました。私は、自分のこの性格を生かし、貴社に貢献したいと考えております。
(引用元:責任感をアピールする際のポイントと例文|マイナビAGENT)
【第二新卒】自己PRを書く時の注意点
それでは、第二新卒の自己PRで気をつけたい注意点を見ていきましょう。
前職への不満や文句は書かない
場合にもよりますが、前職を辞めるには何らかの不満やネガティブな理由があるものです。しかし、前職への不満や文句などは自己PRに書くのは不適切です。ネガティブな内容は読み手を不快にし、「もしかしたら、うちの会社も不満があればすぐ辞めるのでは?」という印象を企業に与えてしまうこともあります。
大げさに話を盛らない
志望企業に好印象を与えようとするあまり、自己PRで大げさに話を盛ってしまうのはNGです。誇大な自己PRは、面接での態度や生じる話の矛盾、適性検査などで必ず気づかれてしまうものです。プラスの評価を狙ったつもりが逆にネガティブに働いてしまうことのないよう、本当の自分の強みをアピールしましょう。
学生時代のエピソード中心にしない
短い期間とはいえ社会経験のある第二新卒の場合、学生時代の経験を中心とした自己PRはおすすめではありません。伝えたいことにもよりますが、基本的に第二新卒の自己PRでは、社会人としての経験を中心にアピールするのがおすすめです。
まとめ
第二新卒の自己PRの書き方のポイントや注意点などについて紹介しました。自己PRを考える際は、志望企業の社風や求める人材を意識し、自分ならではの強みとマッチングさせて伝えるようにすると効果的です。職務経験が短くても、自分らしいアピールポイントを見つけ、好印象を与える自己PRを考えてみてください。
参考
~新規学卒就職者の就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者39.2%、新規大卒就職者32.0%~|厚生労働省
知っておきたい!第二新卒者の自己PR・志望動機の考え方・書き方|マイナビAGENT
第二新卒の自己PRの書き方と例文|説得力を持たせるポイントとは|PASONA