裁判所事務官とは?年収や福利厚生・キャリアアップの方法を紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

裁判所事務官の年収をアップさせる方法

裁判所事務官の年収は国家公務員試験採用者とほぼ同等と前述しましたが、キャリアアップの方法として、裁判所書記官を目指すという道があります。裁判所書記官は裁判所事務官の業務を監督・指揮する立場にあり、さらに高い専門知識が求められるため、年収も裁判所事務官よりも高い傾向があります。

キャリアアップできる「裁判所書記官」を目指す

裁判所書記官になるためには、裁判所事務官として一定期間の勤務経験を積む必要があります。そのため、実際には裁判所書記官として働くために裁判所事務官を目指す人も多いといいます。裁判所事務官として数年間の勤務経験を積んだ後、「裁判所職員総合研修所入所試験」に合格し、合格後1~2年間の研修を受けることで裁判所書記官になることができます。

裁判所事務官にとって、裁判所書記官になればキャリアアップしたといえるでしょう。それでは、裁判所書記官と裁判所事務官の違いや、裁判所書記官の年収の目安について紹介します。

裁判所書記官と裁判所事務官の違いについて

裁判所書記官は法律の専門家として法廷に立ち会い、調書を作成します。また、法令や判例を調査したり、訴訟費用の確定や支払督促など、裁判所事務官にはない権限が与えられています。裁判所書記官は裁判所事務官と比べると、より高度で専門的な仕事に携わる職業であり、それだけ責任も重大な仕事です。裁判所書記官は裁判所内の書記官室や法廷での仕事が中心となり、裁判官とともに裁判運営そのものに携わる場面も多いといいます。

裁判所事務官としてキャリアを積みながら裁判所書記官になるための勉強を進めれば、裁判所書記官への道につながります。

裁判所書記官の年収や待遇について

裁判所書記官は裁判所事務官からキャリアアップした職種で、両者を比較すると裁判所書記官の方が月給に調整額が加算され、高待遇となっています。勤務年数や勤務地によって年収額は異なるものの、裁判所事務官よりも待遇は良くなるため、年収アップが期待できるでしょう。

裁判所書記官になるためには、前述した通り裁判所事務官として一定期間勤務した後、裁判所職員総合研修所の入所試験を受けることが条件となり、合格後は裁判所職員総合研修所で約1~2年の研修を受け、書記官としての知識を修得してから裁判所書記官として任用されます。裁判所事務官の総合職試験で採用された場合は、採用初年度に限り入所試験の筆記試験が一部免除されるため、最終的に裁判所書記官になることを目的としている場合は、初年度の入所試験も検討してみましょう。

裁判所事務官として働く中で、裁判の中核部分に携わりたいと思う方や、もっと年収を上げて頑張りたいと考える場合は、裁判所書記官へのキャリアアップを目標にするといいでしょう。

裁判所事務官は裁判所に必要なやりがいのある仕事

裁判所事務官の年収は国家公務員試験採用者と同等で、福利厚生や待遇も比較的安定しています。裁判所での仕事はとてもやりがいのある仕事です。裁判所事務官として働きたい方は、今回の記事を参考に、まずは説明会などに参加してみてはいかがでしょうか。

参考

裁判所|給与,休暇及び福利厚生について教えてください。

「法治国家」を支える「裁判所」で働く「裁判所職員」の仕事内容 | 公務員総研

【裁判所事務官の年収とは?】年代別や学歴別など解説します | JobQ[ジョブキュー]

裁判所事務官と裁判所書記官の違い | 裁判所事務官の仕事・なり方・給料・資格を紹介 | Career Garden

裁判所事務官の給与・年収 | 裁判所事務官の仕事・なり方・給料・資格を紹介 | Career Garden

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