大学入学共通テストの対策方法
大学入学共通テストの対策方法については、次の通りです。
基礎学力を確立する
大学入学共通テストは、先にも述べたように、記述試験もあることから、思考力・判断力・表現力を重視していますが、やはり、センター試験と同様、基礎学力がないと得点力は高くなりません。普段から学校や塾の勉強に手を抜かず、学力を確立していきましょう。
模試を活用して、出題方式に慣れるよう努める
大学受験向けの大手予備校や教育業者では、大学受験共通テストの模試を実施しています。出題傾向が分かったり、試験の時間配分を把握できたりするので、模試を活用することをおすすめします。
塾や通信教育で対策コースを選択する
塾や通信教育では、大学共通テスト対策のコースを設置しています。コースを受講すると、出題内容に慣れるだけなく、新しい情報も仕入れられるのがメリットです。
もし、利用している塾や通信教育で対策コースがあれば、検討してみてはいかがでしょうか。
大学入学共通テストを利用する私立大学
大学入学共通テストの利用は、国公立大学だけではありません。私立大学も利用します。
主な私立大学を紹介していきましょう。
- 関東:早大・上智大・立教大・明大・青学大など
- 東海:南山大・中京大・金城学院大など
- 関西:関西大・関学院大・同志社大・立命館大・甲南大など
参考
参考・2024年以降の変更点
大学入学共通テストは、2021年からスタートとなっていましたが、小学校や中学校の新学習指導要領の切り替えもあり、2023年度までは、先行実施期間です。そして、2024年度から本格実施されます。
2024年以降の大学入学共通テストは、2021年開始のテスト形式が一部記述式の導入だったのが見送りとなったこともあり、どのような展開になるかはまだ未定の部分があります。
また、英検などの民間テストの本格導入開始とも言われていますが、この件についても決定していない部分が多いので、ニュースや塾などで正しい情報を入手しておきましょう。
まとめ
大学入学共通テストは、2021年度からスタートする、従来の大学入試センター試験に相当する試験です。
当初の予定では、国語と数学の一部の問題に記述式が導入する予定でしたが、採点の段取りなどの理由もあり、2019年12月に見送りとなりました。この動きによって、2021年開始時の大学入学共通テストは、全教科全科目の試験がマーク式問題の編成となります。
また、2023年度までの大学入学共通テストは、先行実施期間と定めており、2024年度以降は、英語民間テストの本格導入も始まるとも言われています。
何かと変更点が多い大学入学共通テストですが、あらゆる問題にスムーズに回答するために、基礎学力を確実なものにし、思考力・判断力・表現力を日頃からブラッシュアップする必要性があります。
大学入学共通テストの「今後」については、変更点や追加事項もあるかもしれません。これから大学入学共通テストを受ける予定の親御さんと学生も、正しい関連情報をチェックすることをおすすめします。
(こちらの記事は、2019年12月20日時点の情報を基に執筆しました)
参考
大学入学共通テストの記述式問題の導入見送りについて|独立行政法人 大学入試センター
共通テストの記述式問題、なぜ見送り 3つのポイント|日本経済新聞
「大学入学共通テスト」とは?|こう変わる!大学入試|Kei-Net
令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等(152KB)|独立行政法人大学入試センター
令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト英語におけるイギリス英語の使用について|大学入試センター
大学入学共通テストに向け、教科ごとにやるべきこと|変わる教育 変わる大学入試 河合塾×朝日新聞デジタル|朝日新聞デジタル
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